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小倉大賞典

  • 2002年02月01日(金) 11時40分
 東京、京都、小倉で3つの重賞が組まれているが、注目度とは別にもっとも馬券が面白そうなのは、ハンデ戦の小倉大賞典。
 ハンデ54キロの上がり馬アンクルスーパーに期待する。
 芝の1800mに出走したのは初めてだったが、5ハロン通過59秒9のスローに近い流れをタメて追走。中団から満を持してまくった武豊騎手のダイタクバートラムが上がり34秒2を記録して抜け出したところへ、アンクルスーパーは外から一気に伸びて上がり33秒8。一気に差し切ってみせた。長い距離を使うことが多かったが、どうやら1800mが一番合っていそうだ。小倉の小回りでみんな早めにスパートするから、前走以上に流れに恵まれること必至だろう。斤量が3キロも軽くなった。
 父デインヒルはさまざまなタイプを送る世界でもっともタフなシャトル種牡馬だが、本質はダンチヒ系のスピード能力。母サークルショウワの父は、モンテプリンス。モンテプリンスの血を伝える馬は少ないが、シーホーク系はもともと平坦コースに高い適性を示すことで知られている。小倉コースは初めてだが、条件はベストだろう。
 若い鈴来騎手だけに人気にはならないが、早めに動くファロン騎手や、武豊騎手をぴったりマークしてついて行けばいい。仕掛けどころは前にいる武豊騎手をみていればいいから難しくない。単複主力に、ハンデ戦の鉄則通り、手広く流す。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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