ロードブレーブは東京の芝2400〜2500mでハナを切ったときは、これまで1、5、1、5、3、3着。ほかの馬なら、前半61〜62秒、1200m通過1分14秒前後で行くものを、この馬は前半1000m通過59秒台、1200m通過は1分12秒台か、あるいは1分11秒台で行く。
大逃げの形になるのは明らかで、ほかの馬は関係ない。いかに自分で気分良く、ポンポン行けるかにかかっている。
万葉Sを勝ってきた注目のアドマイヤロードも、AJC杯を制したフサイチランハートも追い込み一手。それもタメにタメて最後に爆発力を生かすタイプ。ロードブレーブとは逆も逆、まったく違うレースをするから、この競馬は面白い。
石崎騎手とは初コンビだが、逃げ馬に乗せたらそれこそ天下一品。気分良くマイペースに持ち込んでくれそうだ。離してしまえば、後続はまさか3コーナーあたりから脚を使うわけにはいかない。
このレース、単騎逃げに持ち込んだときのロードブレーブの能力がフルに生きそうだ。幸い人気はない。買う価値は十分すぎるほどある。
アドマイヤロード、フサイチランハートは有力だが、東京3200mの底力勝負は疑問もあり、ファロン騎手のトシザブイ、思い切りのいい後藤騎手のキングザファクトにも流したい。