スマートフォン版へ

ダイヤモンドS

  • 2002年02月08日(金) 12時06分
 ロードブレーブは東京の芝2400〜2500mでハナを切ったときは、これまで1、5、1、5、3、3着。ほかの馬なら、前半61〜62秒、1200m通過1分14秒前後で行くものを、この馬は前半1000m通過59秒台、1200m通過は1分12秒台か、あるいは1分11秒台で行く。
 大逃げの形になるのは明らかで、ほかの馬は関係ない。いかに自分で気分良く、ポンポン行けるかにかかっている。
 万葉Sを勝ってきた注目のアドマイヤロードも、AJC杯を制したフサイチランハートも追い込み一手。それもタメにタメて最後に爆発力を生かすタイプ。ロードブレーブとは逆も逆、まったく違うレースをするから、この競馬は面白い。
 石崎騎手とは初コンビだが、逃げ馬に乗せたらそれこそ天下一品。気分良くマイペースに持ち込んでくれそうだ。離してしまえば、後続はまさか3コーナーあたりから脚を使うわけにはいかない。
 このレース、単騎逃げに持ち込んだときのロードブレーブの能力がフルに生きそうだ。幸い人気はない。買う価値は十分すぎるほどある。
 アドマイヤロード、フサイチランハートは有力だが、東京3200mの底力勝負は疑問もあり、ファロン騎手のトシザブイ、思い切りのいい後藤騎手のキングザファクトにも流したい。

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング