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阪神開催から素質馬が集中!

  • 2009年06月01日(月) 15時30分
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 6月20日(土)から福島・阪神・札幌で2歳馬による新馬戦が開幕!POGファン注目必至の「今週のデビュー馬情報」を、今週からお届けしてまいります!

【栗東】
ヴェラブランカ(牝、父クロフネ、母アドマイヤサンデー、栗東・池江泰郎厩舎)
 半兄フサイチホウオー、半姉トールポピーということで話題の牝馬。入厩からゲート試験合格までの道のりは至って順調。先々週からはCWで14-14程度のキャンターを消化している。5月29日(金)の時点で池江郎調教師は、「来週から本格的な追い切りを始めようかな。そうすれば開幕週に間に合うでしょう」とのこと。現在のところは、6月21日(日)の阪神芝1600mを武豊騎手で予定している。

セレスロンディー(牡、父プリサイスエンド、母ロンドインディ、栗東・松永幹夫厩舎)
 開業3年目にして早くも桜花賞、オークスで接戦の2着だったレッドディザイアを輩出。当然、今年の2歳勢にも注目が集まる厩舎。そのトップを切るのがこの馬。

 4月に入厩してゲート試験に合格、その後はすぐに放牧に出されて5月21日(木)に再入厩。5月27日(水)は坂路で同じく2歳のクーゲルブリッツと併せて4F55.4秒。「まだまだ余力のある動きで、即戦力として期待しています」と松永幹調教師。今週はジョッキーが騎乗して速い追い切りを行う予定で、その動きには注目。順調なら、6月21日(日)の阪神芝1600mでデビューを予定。

ラプリマステラ(牝、父アグネスタキオン、母ラプーマ、栗東・友道康夫厩舎)
 皐月賞を制したアンライバルドを筆頭に、オークス出走を果たしたサクラローズマリーなど、いよいよクラシック戦線の常連になりつつある友道厩舎。「早い時期から使うけど、クラシックを楽しみにしている」と友道調教師のトーンからは、今年の2歳牝馬トップの雰囲気を感じる。今週、ゲート試験を受けるため、当初予定していた開幕週の芝1600mでのデビューは難しそう。よって7月12日(日)の阪神芝1800mを視野に入れながらの、ゆったりとした調整になっていきそうだ。

キラウエア(牡、父キングカメハメハ、母クロウキャニオン、栗東・橋口弘次郎厩舎)
 皐月賞惨敗後もダービーでは実力を発揮して2着したリーチザクラウンを輩出。やはりクラシック常連厩舎という印象は変わらない橋口厩舎。当然、今年もクラシック路線で期待できるラインナップが揃っているが、本馬に関しては即戦力として紹介する。

 母クロウキャニオンは同厩舎で管理され、未勝利勝ち直後に兵庫ジュニアGPに出走して3着した素質馬。「脚元さえ丈夫ならもっと活躍できた」と橋口調教師。そして「前向きさがあるから、早い時期から活躍できそう」とのことで、3回阪神の後半週あたりにはデビューできる模様。

【美浦】
ラッキーダイス(牝、父ネオユニヴァース、母ミスベガス、美浦・藤沢和雄厩舎)
 現3歳の半兄ダイワプリベールは新馬戦と芙蓉Sを連勝。父がEmpire Makerからネオユニヴァースに替わり、2歳戦だけでなく、来春のクラシック戦線まで期待できる。5月9日(土)のゲート試験に合格し、翌10日(日)には山元トレセンに移動。デビューに向け、しっかりと乗り込まれている。「体つきも立派だし、いいモノを感じさせる。夏に使えればいいね」と藤沢和雄調教師。再入厩の時期は流動的だが、順調に仕上がれば札幌でデビューする青写真が描かれている。

母バヴィーラ(牡、父タイキシャトル、美浦・鹿戸雄一厩舎、馬名「サトノホクト」)
 今春のJRAブリーズアップセールで3100万円の最高落札額を記録した注目馬。入厩後は坂路で入念に乗り込まれ、5月15日(金)にゲート試験をクリア。20日(水)には4F53.1秒の初時計をマークした。「しっかりしているし、いい馬。気性も素直だし、マイル前後で楽しみ」と鹿戸雄一調教師。今のところは宝塚記念の前日、6月27日(土)の阪神芝1400mでデビューさせる予定。

オウシュウサンクス(牡、父キングカメハメハ、母フォーント、美浦・畠山吉宏厩舎)
 ブリーズアップセールで2番目の落札額となる3000万円。立派な馬格を誇り、パワフルさを感じさせる。5月14日(木)に受けたゲート試験は難なく合格。これから状態に合わせて時計を出していく予定だ。「ゲート試験のときもスッと出たし、大型馬にしては動ける。気性もいい。まだ適性に関しては何とも言えないけど、素直だから距離が延びても大丈夫そう」と畠山吉宏調教師。デビュー戦は福島か札幌のいずれかを予定している。

トーセンユーモア(牝、父グラスワンダー、母セイウンクノイチ、美浦・鈴木康弘厩舎)
 朝日杯FSを制したセイウンワンダーの全妹。こちらもブリーズアップセールに上場され、2500万円で落札された。一度は美浦に入厩したが、20日(水)に放牧へ。じっくりと立て直してからのデビューとなりそうだ。

ロジディオン(牝、父サニングデール、母ウメノディオン、美浦・萩原清厩舎)
 ブリーズアップセールの騎乗供覧で12.3秒-11.2秒の1番時計をマーク。昨日の日本ダービーを制したロジユニヴァースの久米田正明オーナーが1500万円で落札した。父サニングデール×母の父サクラユタカオーという配合からもスピードは十分。先週の5月27日(水)には坂路で4F51.9-37.6-12.7秒の好タイムを出しており、新馬戦の開幕に合わせて順調な仕上がりを見せている。

マイネルレイン(牡、父ロージズインメイ、母ミスクラブアップル、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 父ロージズインメイは今年の新種牡馬。5月28日(木)、札幌競馬場に入厩した。ビッグレッドファーム明和でバリバリと乗り込まれてきただけに、仕上がりは進んでいる。「牧場で追い切ったのを実際に見たけど、古馬を相手に互角以上の動きをしていたぐらい。早い時期から楽しみ」と鹿戸雄一調教師。まずはゲート試験を目指しつつ、調教のピッチを上げていく。札幌でデビューする予定だ。

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