ディガジェ(ファルブラヴ×エグジジェ) 牡・浅見
「アドマイヤロイヤルやトーセンダビンチを差し置き、この馬が推奨馬なんですか?しかもファルブラヴの仔で、右回りに懸念のある血統ですよ?」と弟子の山田乗男が、うろんな目でワタシを見つめていたが、札幌ダートを66.9-38.0-11.8秒。ゲートは11.3秒-11.8秒の、まさにロケット。最終追い切りは、本馬場に入れて50.9秒-上がり11.6秒なら、十分勝ち負けのレベル。
アドマイヤロイヤルも、最終追い切りで帳尻を合わせてきたが、気が強いというか、なんかおっかない気がしてね(弱気なオレ)。
トーセンダビンチも、馬の造りや、なかなか前へ行こうとしない攻め馬を見ると、1500mは短いような気がするからなぁ。
力馬の危険性はあるが、仕上がり重視に、この馬を推奨してみました(距離はマイルまでかな)。
8月22日(土) 札幌4R 芝1500m
【実戦度】★★★★ 【将来性】★★
コスモレニ(ゼンノロブロイ×エキゾーストタイム) 牝・手塚
一週前の坂路が52.0-37.9-11.5秒。併せ馬で半馬身差ほど遅れたものの、パートナーは、先週の新潟土曜日のメイン・月岡温泉特別を完勝した古馬ワールドコンパス。脚色は馬なりで、余力もあった。
直前の南Wでの数字が若干モノ足りないものの、主戦の松岡クンが手綱を確かめていることだし、ポリトラックの時計よりは信頼できる。
相手もやや小粒。コレといった血統背景もないけれど、仕上がりに一日の長。
8月22日(土) 新潟5R 芝1400m
【実戦度】★★★★ 【将来性】★★
メイショウデイム(マンハッタンカフェ×メイショウカガヤキ) 牝・佐山
半姉メイショウマーブルは、ダート1000m勝ち。父がマンハッタンに替わって、芝向きのスプリンターにスイッチ。地味ながら、母は3勝。ヘクタープロテクター×トウショウボーイと、牝系も理に適ったスピード配合なんだよね。
なるほど、8月12日の坂路は、52.3-37.7-12.3秒と、スピード感にあふれ、加速も実にスムーズ。直前軽めというのが少し引っ掛かるが、輸送を考えてセーブしたんでしょう。
大物感や将来性で言えば
マコトヴォイジャーなんでしょうが、デビュー戦や馬券に限っていえば、やっぱメイショウですかね。
8月22日(土) 小倉4R 芝1200m
【実戦度】★★★★ 【将来性】★★
サトノサンダー(Smarty Jones×Line of Thunder) 牡・藤沢和
先週は新馬勝ちを収めた
シーズンズベスト、今週は古馬レンディル等々をパートナーに、7月早期から質の高い英才教育をほどこしてきた。
御存知、サンダーガルチ、バトルラインを兄に持つ、ダートのマイラー血統だが、馬体のラインもしなやかで、皮膚も薄い。藤沢サンが、芝の1800mに踏み切ったのも、わかるような気がするなぁ。
ま、たとえ芝でコケても、ダートに転向すれば、普通にOP。当面の敵は
アドマイヤジャガー。
8月23日(日) 札幌4R 芝1800m
【実戦度】★★★★ 【将来性】★★★★
ギュンター(スターオブコジーン×リバーラス) 牡・畠山重
全兄のマイネルリバティーは、札幌2歳S4着などの3勝馬。兄より若干小粒でコンパクトだが、スターオブコジーンの仔は、基本的に1400mをベースとしたマイラーが多い。
叩き2戦目に良績の多い厩舎だけに、調教タイムを鵜呑みにできないところもあるが、直前のポリトラックで68.2-38.7-11.9秒。一週前も66.2-37.5-12.1秒と、なかなか終いもシャープ。
コスモヘレノスとのワンツーで決まってくれると、大儲けなんですが(笑)。
8月23日(日) 新潟5R 芝1600m
【実戦度】★★★ 【将来性】★★★
リルダヴァル(アグネスタキオン×ヴェイルオブアヴァロン) 牡・池江郎
橋口厩舎の
リディルか。ノーザンF空港のIサンも推奨していた、音無厩舎の
ミッキードリームか。調教なら
ドンイースターだって負けていないよな。いやはや、アンライバルドやリーチザクラウン、ブエナビスタが一堂に会した新馬戦と、なんかダブるが気のせいか(笑)。
なんて、プチ伝説の新馬の取捨選択の最終判断は、52.2-37.7-12.5秒に注視して、リルダヴァルとしましたが、「橋口厩舎と音無厩舎は、調教は関係ないですよ」という山田乗男の一言が、なんかうっとおしいっす(笑)。
8月23日(日) 小倉5R 芝1800m
【実戦度】★★★★ 【将来性】★★★★
サトノサンダー、リルダヴァルも「POGダービー」なら出走前日の23:59まで指名可能!