レースでは好発を切りハナに立ったケンシエタニティが逃げる。その後にシゲルペイペイが押していって続き、セイカエスパー、その後に1馬身差でカシノケープが続く。ここからは5馬身以上離れ、馬群が2つに寸断された形。4コーナー過ぎからカシノケープが一気にスパート。先団に取り付くと、外から一気に差しきってみせた。ケンシエタニティもスピードに乗って上手く流れに乗れていたが勝ち馬の差し脚が一枚上。シゲルペイペイは勝負どころで苦しくなり、馬券に絡むのが精一杯だった。
カシノケープは道中はさほど無理はせず。4コーナーからの仕掛けで良い反応をみせ、そこからケンシエタニティを交わした、王道の競馬。900mでは成績を残せてなかったが、ここは相手関係が随分楽になり、この馬の競馬ができた。クラスが上がってはきついだろうがここは順当。
900m適正をみせたのがケンシエタニティ。900m戦は(1,2,0,1)と得意。近走はバテて着順は芳しくないが、先行力はみせている。今回もハナを主張でき、結局詰めが甘かったシゲルペイペイには交わされずにいる。カシノケープと同様、今回はメンバー弱化で自分の競馬ができた印象。やはり、先行力のあるスピードには注意が必要だった。
シゲルペイペイは3番手からの競馬で最後も伸び切れなかった。ハナを主張できなかったのが痛かった。詰めの甘いところをみせ、このメンバーでこの結果では距離云々厳しいだろう。
ストラディバリウスは出遅れ響く。コナンインプレスはスタートは五分だったが、全くスピードに乗れず。近走も先行できておらず、そのあたりがケンシエタニティとの違いか。
デビットジュニア産駒のカシノケープが生涯初勝利を挙げた。これからどれだけのデピッドジュニア産駒が出てくるか分からないが、私は地味な血統(と言っては失礼か?)が大好きだ。引き続き、応援していきたいと思う。
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