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バランス上々、ダノンスパシーバ

  • 2009年10月21日(水) 15時00分
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◆10/17 東京11R レオマイスター
 前走は着順は8着と地味ですが、着差は0.2秒。悪くありません。そして今回が0.4秒差の4着。ともにこれまで実績のなかった軽い芝での内容だけに、地力アップを裏付けます。ベスト条件はラジオNIKKEI賞(GIII)も勝っている重い芝の千八でしょうが、その激走レンジ<range>に舞台が替われば結構強い相手でも十分通用するでしょう。


◆10/18 京都4R ダノンスパシーバ
 マイルの内回りという先行馬が有利な舞台。流れも1000m通過が60.4秒ですからそこまで遅くはないですが、それでもレースの上がりタイムは34.8秒と速いものでした。「今後のことを考えて急がせずに乗った」と鞍上の佐藤哲騎手がコメントしているように、競馬をしたのは短い直線に入ってからのみ。それでも素晴らしい決め手を発揮して一瞬にして差し切りました。全体の走破時計(1分35秒2)と上がり(34.2秒)のバランスは上々ですし、ヴィジョン的なものも十分でした。上でも勿論通用します。


◆10/18 京都8R アイディンパワー
 レースのテン3ハロンのラップが34.4秒の完全なSペース。馬券に絡んだ上位3頭は、通過順位1~3番手で行った行ったの競馬でした。同馬は終始ロスのない内々を通れたとはいえ、スタートで後手を踏み、4コーナー通過順位が11番手。0.3秒差の5着まで差を詰めた内容は評価出来ます。とは言っても、千二の距離ではどの馬場レベル・どのコースでも現級では馬券圏内に食い込み切れないところを露呈しています。千四の距離の競馬、特に軽い芝での馬場レベルでのものを見てみたいものです。


◆10/18 京都10R ランペイア
 僅かデビュー2戦目の中京二千で上がり33.9秒の決め手を発揮している切れ者。1000万以下クラスを卒業した京都二千(北大路特別)でも同様に33.9秒。完全な軽い芝巧者です。「今までで一番の状態。馬っぷりも違ってきた」と陣営は立て直した効果を声を大にして強調していましたが、結果は0.6秒差の11着に終わりました。やはり、マイルの距離は忙しい印象です。決め手はこのクラスでもむしろ上位のものを持っているだけに、距離延長の生粋の軽い芝で狙い時が来るでしょう。


◆10/18 東京7R ケニアブラック
 この東京での実績は新馬戦での2着と前走の0.5秒差の5着。前走は1000m通過が58.7秒と、Hペース志向のタイフーンルビーが引っ張る速い流れ。レースの上がりが掛かっての差し込み、中山で勝ち星を挙げているだけに重い芝向きと判断していました。しかし、今回の内容が優秀。今回もテンから速いペースで流れはしたものの1分32秒8の勝ち時計は文句ない数字ですし、自身の使った上がりも34.0秒も優秀です。+18kgの成長を示しての好走だけに、今後も楽しみです。


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