【栗東】
ディープデザイア(牝、父アグネスタキオン、母ダンジグウィズウルヴス、栗東・昆貢厩舎)
半兄は新馬勝ちからデイリー杯2歳S2着と活躍したダイアモンドヘッド、同じく半兄ウインヴェロシティも芝中距離で2勝を挙げている3歳馬で、活力のある母系と言える。
本馬も調教では抜群の動きを見せており、10月21日(水)には坂路でレースで騎乗予定の四位洋文騎手が跨り、新馬勝ちしている
スプリングサンダーを相手に併入に持ち込んで4F51.3秒と破格の時計をマーク。翌週となる28日(水)にはCWで同じ相手に余力十分で2馬身先着、6F81.6秒でラスト1F12.2秒と坂路でもCWでも新馬離れした動きを見せている。
デビュー予定の11月7日(土)の京都芝1800mには母ビリーヴ、全兄ファリダットの良血
カザンリクの出走も予定されているが、牝馬でも侮れない存在になることは間違いない。
ディオメデス(牡、父フジキセキ、母ディラローシェ、栗東・清水出美厩舎)
兄姉に目立った活躍馬はいないものの、これまでアイポッパーやディアチャンスを担当してきた土屋助手が「これは走る」と高い評価をしている馬。
その片鱗を見せたのが10月15日(木)のポリトラックでの追い切り。古馬プライムパレスを追走し、直線では早々に並びかけて大差の先着。時計が出やすいポリトラックとはいえ、6F80.6秒はスピード能力がなければ出すことはできない。10月28日(水)は馬場の重い坂路に苦労したが、それでも4F53.4秒と動いた。
良血馬が揃う11月7日(土)の京都芝1800mでのデビューが予定されているが、上位争いして不思議ない動きを見せているのは確か。なお鞍上は、28日の追い切りにも騎乗した藤田伸二騎手が予定されている。
キタサンボルケーノ(牡、父ゼンノロブロイ、母サンライトロバリー、栗東・橋口弘次郎厩舎)
歌手、北島三郎氏がその馬体の良さに惚れ込み購入したという期待馬で「バランスが良くて、パワーがありそう。調教を積んで馬体も締まってきたけど、競馬で540kgくらいあるかな」と橋口調教師の評価も高い。
ここまであまり目立った時計が出ていないものの、10月29日(木)の坂路では
フライングブイと併せて4F55.7秒。なんとか同入に持ち込んだという印象ではあったが、以前はもっと動いていなかっただけに、徐々に出走態勢が整ってきたという感じだろう。
なおデビューは、11月8日(日)の京都ダート1800mを小牧太騎手で予定されている。
コーストバンクシア(牡、父サクラバクシンオー、母バンクシアローズ、栗東・音無秀孝厩舎)
全兄フラワリングバンクは芝短距離で4勝を挙げた快速馬で、本馬の距離適性も短いところになりそうな印象を受ける。
10月26日(月)にレースでも騎乗を予定している荻野琢真騎手が跨って坂路で追い切られたが、厩舎の評価が高い
インペリアルマーチと併せて半馬身ほど先着。時計が掛かる馬場で4F53.9秒なら決して遅い時計ではない。なによりこの日よりも馬場が軽く、時計が出やすかった10月上旬に一杯に追って4F55秒を切ることが出来なかった馬がここまで時計を詰めてきたことに評価したい。
予定されている11月7日(土)の福島芝1200mのデビュー勝ちも十分可能性があるだろう。
【美浦】
アプリコットフィズ(牝、父ジャングルポケット、母マンハッタンフィズ、美浦・小島太厩舎)
サンデーサイレンス産駒の母は東京の芝1600mでデビュー勝ち。その全兄にGI3勝(菊花賞、有馬記念、天皇賞・春)のマンハッタンカフェがいる。小島太厩舎に馴染み深い血統。
10月7日に入厩し、翌週の15日にゲート試験をパス。ひと追い毎に素軽さを増し、先週の28日(水)には蛯名正義騎手を背にポリトラックコースで追われた。キビキビとしたフットワークで僚馬に先着し、この動きには陣営も好感触をつかんだ様子だ。
11月7日(土)、東京の芝1600m・牝馬限定戦を蛯名騎手で予定している。
オメガクリスマス(牝、父クロフネ、母オメガフォーチュン、美浦・奥平雅士厩舎)
祖母のエリンバードは伊G2・1000ギニーの勝ち馬。武豊騎手が騎乗した仏G2・オペラ賞では1位入線も進路妨害で5着に降着となった。1995年には京王杯SC(13着)、安田記念(9着)に参戦。のちに日本(社台ファーム)で繁殖入りし、本馬の母が初仔となる。3歳上の半兄オメガエクスプレスはオープン特別の橘Sを含む現3勝。2歳上の半兄オメガファルコンは現4勝を挙げており、今週の赤富士Sに出走する予定だ。
9月25日に入厩し、10月16日(金)に坂路で4F51.0秒の初時計をマーク。先週の28日(水)にも4F51.4秒の好時計を出している。「悍性(かんせい)がいい。芝向きのキレがありそうだし、気性的にも初戦から楽しみ」と奥平雅士調教師。11月7日(土)、東京の芝1400mを内田博幸騎手で予定している。
ギャザーロージズ(牡、父スウェプトオーヴァーボード、母ベリーローズ、美浦・斎藤誠厩舎)
平地で6勝したほか、障害でも1勝したジュレップの半弟。伯父に仏G1・ガネー賞を勝っているヴェールタマンド、近親には先週のスワンSで重賞2勝目を飾ったキンシャサノキセキがいる。
ここ2週はポリトラックコースで速めを追われ、水準以上の好時計を連発。特に先週の追い切りでは僚馬のユメノサキガケを追走し、1F11秒台のシャープな伸びで先着する抜群の動きを見せた。
「まだまだ余力があったぐらいだし、能力を感じさせる動き。いいスピードがあり、追ってからの反応もいい。今年の2歳世代はスウェプトオーヴァーボードの子が走っているので、この馬も楽しみ」と斎藤誠調教師。11月7日(土)、東京の芝1400mを松岡正海騎手で予定している。
なお、前記した
ユメノサキガケ(牡、父スペシャルウィーク、母ジュビロレディ)は11月8日(日)の東京芝1800mを松岡正海騎手で予定。また、先週のメイクデビューを除外された
ムーンダスト(牝、父デュランダル、母ミスグローリー)は11月7日(土)の東京芝1600m・牝馬限定戦に回る予定だ。
ピサノドラクロワ(牡、父ダンスインザダーク、母ヴァルールーズ、美浦・堀宣行厩舎)
母系には欧州の重厚な血が流れており、底力十分の血統背景だ。3歳上の半兄ヴァルプリス(父アグネスタキオン)はデビュー戦を勝ち、2戦目のエリカ賞でも2着と好走した素質馬。その後、脚元の故障(屈腱炎、骨折)で長期の戦線離脱を余儀なくされ、昨秋に登録を抹消した。おそらく、故障さえしなければクラシック戦線に駒を進めていたであろう。
10月11日に入厩し、21日にはゲート試験をクリア。先週の29日(木)にはウッドチップコースで速めを追われ、古馬を相手に先着と上々の動きを見せた。「ダンスインザダーク産駒の大型馬にしては動きが軽いし、いい決め手を持っていそうなイメージがある。柔軟な馬体で太め感もないし、初戦から動けるタイプだと思う。もしかすると大物かもしれません。先々まで楽しみにしています」と堀宣行調教師。11月8日(日)、東京の芝1800mをスミヨン騎手で予定している。
ブーケドロゼブルー(牝、父ロージズインメイ、母イセノトウショウ、美浦・畠山吉宏厩舎)
ホッカイドウ競馬の雄として息長く活躍しているコスモバルクの半妹。
9月12日に入厩して以来、坂路を中心に乗り込まれてきた。先週の東京でデビュー勝ちした
ディアアレトゥーサと調教パートナーを組み、互角の動きを見せている。10月16日(金)には4F50.8秒の好タイム、先週の28日(水)にも4F51.2秒をマークした。時計的にも水準以上で仕上がりは順調だ。
「ロージズインメイの子にしては馬が柔らかいので、芝のほうがいいと思う。いい動きを見せてくれているし、血統的にも能力的にも楽しみです」と畠山吉宏調教師。11月7日(土)、東京の芝1600m・牝馬限定戦を後藤浩輝騎手で予定している。
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