勝負事に大事なのは「勢い」だという。
確かに、勝ちだした人の勢いはなかなか止まらない。
土曜日に金子光希騎手が久々の勝利を飾った。
障害を専門に乗っているとレース数も少なくて、ひとつ勝つのもなかなか大変だ。
しかし、2009年7月以来の勝ち星だったとなると、なかなか勝てないどころではなかった。
ところが、やっと勝ったその翌日に早くも障害レースでまた勝った。
この土・日で障害レースは2鞍しかなかったのだから、本当に勢いというのは大切なのだと思い知る出来事だった。
勢いといえば、川島信二騎手も交流重賞を勝って勢いに乗っているのだろうか。
日曜日にはメインを含めて3勝の固め打ち。
こういうことは、いつも終わってから気がつくものだ。
天才ジョッキー武豊でさえ、ダービーだけはなかなか勝てなかった。
ようやくスペシャルウィークで初勝利をあげると、翌年にはいきなり連覇を飾り、その後はポンポンと勝ちだした。
現在ではダービー4勝の大記録を築き上げている。
これまで、G1レースで何度も悔しい思いをしてきた秋山真一郎騎手がようやくG1勝ちにたどり着いた。
今までの悔しい思いは勝利を逃しただけでなく、乗り替わりという悔しい思いも何度もしてきた。
最近ではグランデッツア、古いところではベッラレイア。
どちらも、平田厩舎の馬だっただけに、カレンブラックヒルでのG1勝利は格別の味ではないかと想像する。
G1を一つ勝ったことで、秋山騎手も勢いに乗るだろう。
ふっきれた秋山騎手の今後が楽しみだ。
最近のG1では、もうひとつ勢いに乗っているものがある。
フェブラリ イワタ
高松宮 イケゾエ
桜花賞 イワタ
皐月賞 ウチダ
天皇賞 イシバシ
NHKマイル アキヤマ
この「あいうえお」騎手の勢いはどこまで続くのだろうか。
ただ、こういうものは、気がついたときには終わっているものなのだが・・・
ケイバにどっぷりの人です。気の向くままにコラムというか、思ったことを書き綴ることがあります。現在、ブログは休眠中。しばらくは、ここのコラムを使って忘れた頃に書き綴る予定です。ブログ...
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