南関東の最長距離戦で、6月の帝王賞への前哨戦的な意味もあり、昨年は軽量52kgのライジングウェーブが重賞初挑戦・初制覇を飾った。的場文男8勝・石崎隆之3勝・内田博幸2勝のレース実績も重視して、セレンが本命で強敵はマズルブラストとルースリンド。怖いのは大井に戻ったボンネビルレコードと上がり馬グラストップガンだろう。
◎セレンの前走は1600mでペースが合わず良いところ無しに終わったが、長距離になれば東京大賞典4着の実力が発揮できるはず。調教の動きは良くなっており、56kgなら信頼のおける軸馬と見た。
○マズルブラストは8歳になっても衰えは感じさせず、追い切りの動きはメンバー中トップといえる。どこからでも動ける自在の脚に加え、乗り慣れた戸崎の手綱で優勝の可能性は高い。
▲ルースリンドも9歳と高齢馬ながら入念に乗り込まれ、仕上り状態に不安はない。鞍上に内田を迎え、ここも好勝負に持ち込めるだろう。
×ボンネビルレコードは古巣の大井に戻って熱心に乗り込まれており、2600mの持ち時計が最も良い点からも軽視は禁物。
注グラストップガンは1800m戦を使い続けての重賞挑戦だが、52kgの軽量とベテラン・早田の手綱は魅力である。血統的に長距離はこなせるはずで、調教内容の良さを買って大穴候補に抜擢した。
◎1セレン
○3マズルブラスト
▲11ルースリンド
×9ボンネビルレコード
注4グラストップガン