血統調査員のＹＲＡです。
「血統表は競走馬の設計図！」ということで。

今週は華麗なる牝系の仔がデビューです。

ホウオウプレミア　父ロードカナロア　
8/15札幌５レースデビュー予定
父ロードカナロアは現役時代、国内外で１９戦１３勝。
（２着５回３着１回と馬券圏外は一度もなし）。
主な勝ち鞍は香港スプリント（２回）などG1を６勝。
２０１３年には年度代表馬に選出されている。
２０２０年種牡馬ランクは第２位。

母アドマイヤテンバは現役時２２戦４勝（条件馬）。
繁殖としてデビュー済み産駒は３頭。
父ハービンジャー（２勝）→父キングカメハメハ（１勝）→父モーリス（未勝利）
２勝ち上がっているがここまで大物輩出はなし。
血統背景は父クロフネ（フレンチデピュティ～Deputy Minister～Vice Regent～ノーザンダンサー系）×母父サンデーサイレンスの組み合わせ。
母母アドマイヤグルーヴはエリザベス女王杯（G1）勝ち馬で、３代母には天皇賞・秋（G1）、オークス（G1）を制したエアグルーヴがいる華麗なる牝系。

父ロードカナロアは非サンデーサイレンス系なので、サンデーを持つ牝系との交配が基本となる。
母父フレンチデピュティ系との組み合わせは、レッドルゼル（根岸S・G3）を始め、オープン馬・カレンモエ、アンヴァル、テーオーマルクスなどを出しており高確率。

華麗なる牝系、優秀な配合という血統的背景を武器にクラシックの舞台を狙います。