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netkeiba

東京プリンセス賞

  • 2010年05月19日(水) 00時00分
 過去23回で1番人気馬が勝ったのは昨年のネフェルメモリーを含む4頭だけと、このレースは波乱の結果が多い。初めての1800mとナイター競馬に対応できない人気馬の惨敗が波乱の原因と思われる。私は桜花賞馬ショウリダバンザイを中心に、プリマビスティー・トーセンウィッチ両馬を有力視したが、上がり馬ケルナーカーニバルとピエールパピヨンも怖い存在である。

 ◎ショウリダバンザイは南関東に移籍して2連勝で主役の座を獲得。距離がのびて良いタイプだし、追わせる脚質は真島に向いており、追い切りの動きの良さも合わせて信頼できる本命馬といえる。

 ○プリマビスティーは追い込みタイプだけに最外枠は心配ない。中央に連続挑戦して歯は立たなかったが、地方のダートに戻れば2歳女王の実力は揺るがず、熱心な調教から仕上がり状態は文句なしと見た。

 ▲トーセンウィッチは小回りコースの桜花賞で3着に追い込んできた脚が印象に残っている。牡馬相手の羽田盃を使って1800mは経験済みだし、ジックリと末脚勝負に賭ければ優勝の可能性が出てくる。

 ×ケルナーカーニバルは決め手の鋭さと豊かな馬体が魅力で、このレースを目標に仕上り状態は万全。追える今野の騎乗に期待したい。

 注ピエールパピヨンは小柄な馬で1200m→1400mと連勝しての挑戦だが、調教の動きは絶好だし、好枠にも恵まれて、最も怖い穴馬だ。

◎11ショウリダバンザイ
○16プリマビスティー
▲6トーセンウィッチ
×2ケルナーカーニバル
注3ピエールパピヨン

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競馬評論家・作家(日本推理作家協会会員)。競馬記者から麻雀プロに転向して第6期最高位のタイトルを獲得。著作に「ダービーを盗んだ男」「天才騎手」などがある。

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