血統調査員のYRAです。
「血統表は競走馬の設計図!」ということで。
今週はディープインパクト産駒の登場です。
レッドランメルト 父ディープインパクト
8/22札幌5レースデビュー予定
父ディープインパクトは現役時代、7つのG1を制した「日本近代競馬の結晶」と謳われた歴史的名馬。
種牡馬としても2012年から2020年現在まで9年連続で種牡馬ランク首位。
競走馬としても種牡馬としても日本競馬の代表的存在。
(2019年7月30日逝去)
母クイーンズアドヴァイスはアルゼンチン産馬。現役時海外で19戦6勝。
主な勝ち鞍は、オクレンシア賞(アルゼンチンG3)。
現役引退後、日本に輸入され繁殖牝馬となった。
ここまでデビュー済み産駒の実績はなしということで、繁殖力は未知数。
血統背景は父Orpen(~Danzig~ノーザンダンサー系)×母父サザンヘイロー(Halo~Hail to Reason~ターントゥ系)の組み合わせ。
父ディープインパクトは母にノーザンダンサーのクロスを持ってくることで完成度が早くなりやすい。
また、父×Danzigの血はサトノアレス(朝日杯FS)、ミッキーアイル(NHKマイルC、マイルCS)、ダノンプレミアム(朝日杯FS)などが出ている相性の良い組み合わせ。
このようにディープインパクト配合のセオリーを押さえている配合なのだが、本馬のセールスポイントは何といっても母が「Orpen×サザンヘイロー」という配合であること。
これはサトノダイヤモンド(有馬記念、菊花賞)の母マルペンサと同配合になる。
つまり本馬とサトノダイヤモンドは7/8同血という間柄。
このような名馬と相似配合という血統背景を武器に持ち、所属は国枝厩舎。
狙うはもちろんクラシックの頂点だ!
@yra_uma北海道での競馬修行を経て血統調査員となる。血統表はサラブレッドの設計図。日々血統考察やってます。細々と一口馬主も継続中。
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