血統調査員のYRAです。
「血統表は競走馬の設計図!」ということで。
今週は新種牡馬産駒です。
オルコス 父ドレフォン
9/12中山5レースデビュー予定
父ドレフォンはアメリカのチャンピオンスプリンター。
現役引退後、日本に輸入され種牡馬入りした。
血統背景は父Gio Ponti(~Storm Cat~ノーザンダンサー系)×母父Ghostzapper(~Deputy Minister~Vice Regent~ノーザンダンサー系)の組み合わせ。
日本でのStorm Cat系種牡馬と言えば、へニーヒューズとヨハネスブルグ。
ここまでの傾向を見ると芝適性もあるので、イメージとしてはヨハネスブルグの方が近い。
母スウェアトウショウは現役時未勝利だが、半姉(父エンドスウィープ)に女傑スウィープトウショウがいる血統。
繁殖としてデビュー済み産駒は6頭。
父フォーティナイナーズサン(地方2勝)→父ファルブラヴ(地方2勝)→父ジャングルポケット(地方2勝)→父エイシンフラッシュ(1勝)→父フェノーメノ(地方1勝)→父ロードカナロア(OP馬・現役)
中央勝ち上がりは2頭。1つ上の半兄アドマイヤハダル(皐月賞4着)でようやくオープン馬を輩出。平均的に繁殖力が高いタイプではない。
父ドレフォンの血統ラインであるStorm Cat系は母父としてディープとの交配でキズナを始めとする様々なG1馬を輩出した。
本馬はその父と母父が逆の配合ということになる。この配合からは既に勝ち上がりオープン競争(クローバー賞(OP))でも3着に入着しているカワキタレブリーが出ている。
この組み合わせが相性良しだと種牡馬ドレフォンの未来は明るいということになるので、そういう意味でも本馬には注目してみたい。
@yra_uma北海道での競馬修行を経て血統調査員となる。血統表はサラブレッドの設計図。日々血統考察やってます。細々と一口馬主も継続中。
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