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関東オークス

  • 2010年06月15日(火) 17時10分
 過去10年で8勝・2着7回と圧倒的に優勢なJRA勢。今回もシンメイフジに人気は集まると思われるが、初ダート・初コース・初騎乗に加えて重馬場と悪条件が重なり、私は無印の評価。不良馬場で行われた東京プリンセス賞の上位馬を有力視し、JRA馬では2連勝中のアドマイヤオンリーに注目したい。大穴はギンガセブンの逃げ残りだろう。

◎ショウリダバンザイはゴール前で上手く乗られたトーセンウィッチに東京プリンセス賞では惜敗したが、レース内容は1番人気に恥じず、小回りの川崎コースなら信頼できる軸馬と見た。追い切りの動きも申し分ない。

○スターオブジュリアは5番人気の東京プリンセス賞で3着に食い込んだレース内容が光る。名手・戸崎の3連続騎乗で好勝負は必至。

▲トーセンウィッチは東京プリンセス賞の優勝馬だが、小回りコースと追い込み馬の内枠を考慮して惑星の評価にとどめた。

×アドマイヤオンリーは血統的に長距離をこなせるはずで、2連勝の勢いを買って穴馬に抜擢。乗り慣れた蛯名が無理なく先行できれば、優勝の可能性は高まる。

注ギンガセブンの東京プリンセス賞で主導権を奪って逃げたスピードは軽視できない。逃げの名手・本橋がアイシークレットとの先手争いを制すれば、血統的に2100mは乗り切れるはず。

◎ショウリダバンザイ
○スターオブジュリア
▲トーセンウィッチ
×アドマイヤオンリー
注ギンガセブン

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競馬評論家・作家(日本推理作家協会会員)。競馬記者から麻雀プロに転向して第6期最高位のタイトルを獲得。著作に「ダービーを盗んだ男」「天才騎手」などがある。

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