月曜日の川崎競馬場は良馬場で行われたが、ニュースなどで報道されているとおり、月曜日の夜は東京地方の一部で短時間強雨があり、かなりの被害が出たらしい。
ただ、天気図や曇解析図などを見ている限りでは、川崎競馬場エリアは雨雲の範囲内ではなかったようだ。とはいえ、天気図には水曜日まで消えそうにない停滞前線がくっきり。ということで、まずは水曜日の天気&馬場状態の予想から始めたい。
しかしコンピューターによる数値予報の確率に何億円もかけた気象庁ですらまともに当たらない天気予報をシロウトがするのは厳しい話。とはいえ、それをやらなければ原稿が前に進まない……ので、個人的「天気予想」をひとつ。で、今回は、
【レースのときは降らないが、その前にまとまった降雨がある】
という前提にしてみたい。一応、高層気象図なども見た上で予想してみました。
となると、先行有利の高速決着という図式が濃厚。外枠に固まったJRAの有力馬3頭が主力となりそうだ。
なかでも注目はラヴェリータ。ゲート難というリスクはあるものの、左回りでコーナー4回以上の競馬では6戦6連対という実績。前走はデビュー以来の最高馬体重で迎えたが、それはむしろ充実ととれるスタイルには目を惹かれた。大外枠もスムーズさをもたらすという意味ではプラス材料になるはずだ。
対抗にはウェディングフジコを指名。5着に敗れたエンプレス杯のときは、菊沢隆徳騎手が「現役最後の重賞」ということで硬さがあった模様。当時の馬体は抜群だったし、戸田調教師もレース前は自信に満ちた表情をしていた。それだけに、改めてその走りには注目してみたい。ちなみに1700mでは3着内率100%であることからも、川崎マイルはベストに近い条件と考えられる。
トーホウドルチェはマリーンCでラヴェリータを降したが、展開と流れがきれいにハマった結果という印象。今回は後続のマークが厳しくなること必定で、さらに各騎手の意識が先行方向に傾くことも予想される状況も歓迎ではなく、3番手までが妥当というところだろう。
ハイペースの流れに乗じたいのがテイエムヨカドー。前半の行きっぷりがいまひとつでも後半にポジションを上げていける能力は魅力で、今年好調の森泰斗騎手の後押しも含め、上位食い込みのシーンを警戒したい存在といえる。
ジョーイロンデルも有力だが展開的に微妙かも。とはいえ、鞍上が出し抜け的な騎乗をすれば一発も十分ありそうだ。
しかしながらラヴェリータが堅軸なだけに、相手は絞っていきたいところ。ウェディングフジコとの馬連を厚めにしてバランスをとるのも一興だろう。
◎ラヴェリータ
○ウェディングフジコ
▲トーホウドルチェ
△テイエムヨカドー
△ジョーイロンデル