先週の阪神芝は【短縮馬に有利な馬場のクセ】が出ていました。

　その馬場のクセを利用して、土曜の阪神10レース、ジュライS(芝1400m)では、8番人気で勝ったシゲルハスラットを本命にして、単勝1720円、3連単86万2880円を的中。払い戻しは600万円を超えました。

　また、15番人気で3着だったデグラーティアも【短縮馬】だったため、予想を公開している競馬放送局でも馬連7240円、3連複14万3030円を的中しました。





　先週の阪神芝のローテ別成績は以下の通りです。(芝2000m以下)

【延長馬】　複勝率14.3%、複勝回収率 61%
【同距離馬】複勝率20.0%、複勝回収率 57%
【短縮馬】　複勝率23.3%、複勝回収率213%

　前走で今回より短い距離を使われていた【延長馬】の的中率が低く、【短縮馬】の的中率、回収率が最も良くなったのは、阪神開催最終週で馬場が荒れ始め、スタミナが要求される馬場状態になったため、スタミナ面で有利となる【短縮馬】が好走できたからだと考えられます。

　本命にしたシゲルハスラットは、短縮が得意なクセを持っている馬でした。過去に同じ短縮ローテで阪神芝1400mにした時の成績は2戦2勝。それも10番人気と6番人気とそれぞれ人気薄での勝利で、阪神芝1400mへの短縮ローテがシゲルハスラットにとってのベストローテーションだということは明らかでした。

　今回も8番人気で勝ちましたので、これで3戦3勝となります。次走以降もシゲルハスラットが阪神芝1400mへ短縮ローテで出走してきた場合は忘れずに狙ってください。

　2着のエーシンビーセルズは2走前に重賞のCBC賞で5着だったように、今回のメンバーでは能力上位が明らかな存在でした。

　前走は前残りの馬場だったため負けてしまいましたが、差しが決まる今の阪神芝なら好走できると判断して3番手評価にしました。

　延長が不利な馬場でも、末脚がしっかりしている能力上位馬は好走確率が高いです。

　15番人気で3着のデグラーティアは長期休養明けでしたが、重賞勝ち馬だったことと、一応短縮ローテだったため買い目に加えました。

　シゲルハスラットのように、得意なローテと得意なコースが重なった馬は人気薄でも激走確率がかなり高くなります。

　このような馬を見つけたら、高配当の時こそ、自信を持って馬券をたくさん買うことが重要です。

【小倉ダート】
　小倉ダートは馬場状態によって狙うローテが変わるコースです。

　良馬場の場合は短縮馬、馬場が渋った場合は延長・同距離馬の期待値が高くなります。

　該当馬の中でも、ローテ評価や馬のクセが優秀な馬がより狙えます。

【同距離馬】…前走と今回走る距離が同じ馬
(例　前走芝1600mで今回も芝1600mを走る馬)

【延長馬】…前走より今回走る距離が長くなる馬
(例　前走芝1400mで今回は芝1600mを走る馬)

【短縮馬】…前走より今回走る距離が短くなる馬
(例　前走芝1400mで今回は芝1200mを走る馬)

【馬場のクセ】…似たローテの馬が連続して好走する馬場状態のこと
(例　短縮馬ばかり好走する馬場のクセ)

【馬のクセ】…過去に短縮や延長で好走した実績があること
(例　短縮が得意なクセを持っている馬)

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