血統調査員のYRAです。
「血統表は競走馬の設計図!」ということで。
今週はロードカナロア産駒を取り上げます。
ホーリーエンブレム 父ロードカナロア
11/20東京5レースデビュー予定
父ロードカナロアは現役時代、国内外で19戦13勝。
(2着5回3着1回と馬券圏外は一度もなし)。
主な勝ち鞍は香港スプリント(2回)などG1を6勝。
2013年には年度代表馬に選出されている。
2020年種牡馬ランクは第2位。
母メジャーエンブレムは現役時7戦5勝。
主な勝ち鞍は、NHKマイルCと阪神JF。
繁殖としてデビュー済み産駒は1頭のみ。
半姉(父ルーラーシップ)は2勝を挙げている(現役)。
血統背景は父ダイワメジャー(サンデーサイレンス系)×母父オペラハウス(Sadler’s Wells〜ノーザンダンサー系)の組み合わせ。
父ロードカナロアは非サンデーサイレンス系なので、サンデーを持つ牝系との交配が基本。
本馬は母母父がダイワメジャー。
父×母父ダイワメジャーの組み合わせは、オープン馬ロードアクアを始め多くの複数勝ち馬を輩出している相性の良い配合。
ロードカナロア産駒の大物輩出パターンは名牝Specialの血(Nureyev、Sadler’s Wells、Fairy King)を増強すること。
そのパターンからアーモンドアイ(Nureyev)、サートゥルナーリア(Sadler’s Wells)、ステルヴィオ(Fairy King)という産駒を代表するG1馬が出ている。
本馬も母母父オペラハウスがSadler’s Wells系なのでこの傾向に合致。
母がG1馬で、父の大物配合パターンとくれば本馬にかかる期待は否が応にも高まる。
@yra_uma北海道での競馬修行を経て血統調査員となる。血統表はサラブレッドの設計図。日々血統考察やってます。細々と一口馬主も継続中。
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