先週日曜日の函館芝は土曜日の夜に雨が降り、前日よりも時計が掛かり、パワーとスタミナが要求される馬場状態になっていました。

　先週の当コラムでも紹介しましたが、双馬の方式では、時計の掛かる馬場ではスタミナ面で有利となる【短縮馬】やパワー面で有利となる【馬場替わり馬】を狙うのが基本です。

　しかし、レースによっては狙いたい【短縮馬】や【馬場替わり馬】が出走していない場合があります。

　そのような時は、実力はありながらも前走に馬場のクセに苦しんで凡走した馬の巻き返しを狙います。

　その狙い方で、先週日曜の函館5レース、未勝利の芝1200m戦では4番人気2着のユキノラムセスを本命、5番人気3着のメジロシールズを対抗にして、3連単3万7650円を的中。予想を公開している競馬放送局でも3連複9620円を的中しました。





　ユキノラムセスは芝1400○→芝1200×と同距離ローテに該当する馬で、前走は内枠の馬が上位を独占していたように内枠に有利な馬場のクセが出ていたレースで、外枠の短縮ローテで出走したユキノラムセスにとっては苦しいレースでした。

　今回は外枠の不利もない馬場だったので、能力を出し切れると判断して本命にしました。

　メジロシールズも同様に、前走は内枠の馬が上位を独占したレースに出走して凡走。今回は巻き返しが期待できると考えて対抗にしました。

　最近のローカル競馬は、馬場のクセが偏る傾向が非常に強くなっていますので、馬場のクセが合わずに凡走した馬もたくさん出走します。

　それだけ「前走に馬場のクセで苦しんだ馬」を狙って高配当を取れる機会も増えますのでご活用ください。

【新潟芝】
　新潟芝内回りは延長馬や同距離馬に有利な馬場のクセが出ています。

　外回りでは、短縮馬に有利な馬場のクセが出ています。

　該当馬の中でも、ローテ評価や馬のクセが優秀な馬がより狙えます。

【同距離馬】…前走と今回走る距離が同じ馬
(例　前走芝1600mで今回も芝1600mを走る馬)

【延長馬】…前走より今回走る距離が長くなる馬
(例　前走芝1400mで今回は芝1600mを走る馬)

【短縮馬】…前走より今回走る距離が短くなる馬
(例　前走芝1400mで今回は芝1200mを走る馬)

【馬場のクセ】…似たローテの馬が連続して好走する馬場状態のこと
(例　短縮馬ばかり好走する馬場のクセ)

【馬のクセ】…過去に短縮や延長で好走した実績があること
(例　短縮が得意なクセを持っている馬)

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