栗東坂路の持ちタイムが早い馬は、素質があるのは間違いありません。

　しかし、レースで必ず結果が出るとは限りません。適性が合わないレースに使われれば、素質があっても結果を出せないからです。

　ですから、今までと異なる条件に出走する栗東坂路の持ちタイム上位馬は常に警戒が必要です。

　先週は、8月28日の小倉5レースに出走したダノントレビアンが絶好のねらい目でした。

8.28(土)
小倉5R　未勝利　ダート1700m　本命ダノントレビアン　3番人気1着



　ダノントレビアンの最終追い切りは栗東の坂路で追い切られ、4ハロン53.7秒、終い12.9秒を記録していました。

　単行本「ミリオンヒッター」にも書かれていますように、小倉ダート1700mは栗東坂路ラスト1ハロンの持ちタイム上位馬が走りやすいコース。

　ダノントレビアンの持ちタイムは「12.0秒」でメンバー中1位でした。

　さらに、ダノントレビアンは4ハロンの持ちタイム(補正後)も「52.3秒」とメンバー中1位。今回のメンバーでは能力が抜けていると栗東坂路の持ち時計から判断できます。

　前走までは芝のレースを使われていましたが、今回はダートへの出走。素質は上位ですから、今までとは違う適性が求められるレースで素質を発揮すれば圧勝も予想できますので、「Sマーク評価」としました。

　単勝740円はおいしい配当でした。

　先週はキーンランドCも本線で的中することができました。

8.29(日)
札幌9R　キーンランドC　芝1200m　本命ワンカラット　2番人気1着



　ワンカラットの最終追い切りは札幌のダートコースで追い切られ、5ハロン67秒半ば、終い12秒半ばとバランスの良いタイムを記録。

　中間には6ハロン82秒前半、終い12秒半ばと好タイムを馬なりで記録しており、好調を維持していると判断できたため「Sマーク評価」としました。

　2着のジェイケイセラヴィも中間に函館ウッドコースで64秒台を記録するなど好調を維持しているのは明らかだったため、4番手評価にしていました。

　提供している予想では馬連3000円を本線で的中し、3連複2万7710円、3連単11万430円も的中しました。

　先週の出走馬の中では、ダノントレビアン同様、次走以降違う条件に出走したら狙ってみたいのがセイプロスペリティです。

・セイプロスペリティ
　最終追い切りは栗東の坂路で追い切られ、4ハロン54.7秒、終い12.2秒を記録。
今回は中間に栗東坂路の4ハロン、1ハロンそれぞれの持ちタイムを更新しており、状態の良化は明らかでした。

　今回はダートで能力を発揮できませんでしたが、次走以降芝に出走してきた時に狙いたい馬です。

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