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戸塚記念

  • 2010年09月07日(火) 00時00分
 過去10年間の成績からは黒潮盃出走組の好走が目立ち、今回も黒潮盃2着のドラゴンキラリと3着馬ハーミアを有力視する。続く穴馬勢は混戦だが、黒潮盃を使われて良化のジーエスライカーを筆頭に、川崎コース4勝のビクトリースガと力をつけてきたラヴェルの3頭に注目。馬券はドラゴンキラリ・ハーミアを2頭軸にした、3連複流しが賢明だろう。

 ◎ドラゴンキラリは今年のクラシック路線で善戦を続け、メンバー的に勝機到来と見た。1800mの黒潮盃は決め手の差で惜敗したが、じり脚タイプのこの馬にとって2100mは大歓迎。調教内容の良さから、連戦の疲れは全く感じられない。

 ○ハーミアは関東オークス2着で川崎の2100mは経験済み。黒潮盃は太目の体で3着と健闘しており、53キロなら牡馬勢に引けはとらないはず。

 ▲ジーエスライカーの黒潮盃は太目・外枠・58キロの悪条件が重なっての惨敗。今回は内枠を引き、調教も良くなっているだけに怖い存在だ。

 ×ビクトリースガは町田の手に合った追い込み馬で、川崎4勝の実績に加え、先行馬の揃った今回は末脚が生きる絶好機といえる。

 注ラヴェルは黒潮盃6着ながら直線で粘った脚色は悪くなく、2度目の騎乗となる石崎駿が差す競馬に徹すれば2・3着は可能だ。

◎ドラゴンキラリ
○ハーミア
▲ジーエスライカー
×ビクトリースガ
注ラヴェル

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競馬評論家・作家(日本推理作家協会会員)。競馬記者から麻雀プロに転向して第6期最高位のタイトルを獲得。著作に「ダービーを盗んだ男」「天才騎手」などがある。

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