キノクニノヒトは相手が悪かった。後続にはきっちり8馬身つけているし、この馬の競馬はできている。出脚もあるし、本当に相手が悪かったの一言。初勝利も近いか。
前述上位2頭から大きく離れた3着争い。大接戦となったが、わずかにバテるリズムシェイクを交わしきったのがトップレディである。リズムシェイクは先行力があり、昨秋みせた先行力を買われ、前走は2番人気に推された。番手からの競馬でレースを進めるが、徐々に後退。4着に敗れた。そして、すぐ後ろにはトップレディ。今回も、全く同じような展開となったのだ。リズムシェイクを含めた前3頭がスタート後から速く、4番手集団とは400m通過地点で7〜8馬身、トップレディとは10馬身ぐらいついていただろう。1000mでこの差は致命的、前3頭で決まる・・・はずなのだが、3、4コーナーでリズムシェイクが完全に置かれ始める。それでもまだ、後続とは5〜6馬身はあっただろう。直線に入ると阿部騎手が懸命に追うも、既に一杯。これを目掛けて後続勢の中で一番良い脚でやってきたトップレディ。一完歩、一完歩ずつ詰め寄り、ゴール前でハナ差交わしきった。5月4日出走レースのトップレディ、リズムシェイクの差がなかったことを再認識した上で、トップレディの意欲的なレース選択をプラスと捉えられないか。1回門別、2回門別と連続で使って臨んだのはトップレディのみ。(ブラストインパクトやタツベローチェも今季3戦目だが、1回門別で2戦使って、休みを入れてのもの)レースぶりにも進境が窺え、最後方から脚を伸ばすだけだった前々走から、前走はある程度前で差す競馬をすることができた。今回も直線入り口では4番手まで押し上げており、結果それが馬券圏内へと押し上げる形となった。
3度目の正直 3連闘 3着、とトリプルスリーでもじってみたが、中でも3連闘の意欲を最大限に評価して、買うべきではなかったのか。リズムシェイクの3キロ減はどちらかというと、そこまで強調材料ではないと思う。
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