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日本テレビ盃

  • 2010年09月22日(水) 00時00分
 11月3日に船橋の同じ距離で行われるJBCクラシックの前哨戦として、中央・地方の有力馬が揃う興味深いレースとなった。帝王賞を勝った地元馬フリオーソの中心は揺るがず、相手馬は中央馬トランセンド・スマートファルコン・テスタマッタの3頭と地方馬ボンネビルレコードと見た。

 ◎フリオーソは地元・船橋コース[4-3-0-2]と実績が抜けており、大柄な馬体なので1キロ増の58キロは苦にならない。先行して抜け出す安定したレースぶりと仕上がりの良さから不動の中心馬だ。

○トランセンドは4か月ぶりのレースになるが、長めから追い切られて仕上がり状態は万全。前走の東海Sは逃げて2着と惜敗したものの、2度目の騎乗となる藤田で優勝の可能性は高い。

 ▲スマートファルコンは3番人気の帝王賞で6着に敗れたが、今回は追い切りで自己ベストのタイムを出す好気合。名手・武豊を背に好枠を引き、雪辱のチャンス到来といえる。
 
 ×ボンネビルレコードは[2-1-1-2]と船橋コースを得意にしており、初コースになる中央の有力馬よりも条件は有利。今回は先行タイプが揃っただけに、この馬の末脚は軽視できない。

 注テスタマッタは7か月ぶりのレースになるが熱心に調教をされ、内田の騎乗で好枠を生かせば善戦は可能だろう。

◎フリオーソ
○トランセンド
▲スマートファルコン
×ボンネビルレコード
注テスタマッタ

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競馬評論家・作家(日本推理作家協会会員)。競馬記者から麻雀プロに転向して第6期最高位のタイトルを獲得。著作に「ダービーを盗んだ男」「天才騎手」などがある。

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