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鎌倉記念

  • 2010年09月28日(火) 00時00分
 有力馬の実力が接近した2歳馬戦で、レース展開と重馬場の巧拙がレース結果を左右しそうだ。6日に行われた若武者賞の1・2着馬シービスティー・ライバックを有力視したが、北海道から挑戦のサントメジャーも優勝の可能性は高い。3頭に続く穴馬は、戸崎に乗り替わったキスミープリンスと若武者賞で4着に追い込んだヴェガスだろう。

 ◎シービスティーは先行しても折り合いの付くタイプだから、外枠を引いた心配は無用。道悪馬場で勝っているし、3連勝の勢いで重賞制覇のチャンス到来と見た。調教の動きもさらに良くなっている。

 ○ライバックはスタートで不利があった若武者賞はシービスティーの2着と惜敗したが、追い込んでクビ差まで迫った末脚は強靭だった。追い込みの腕を上げた町田が、地元コースの利を生かせば雪辱は可能だ。

 ▲サントメジャーは中央のクローバー賞(芝1500m)で4着に追い込んだ実力の持ち主。ダート1700mで競り勝っている強さから、このメンバーでも引けはとらず、あとは当日の気配を見極めたい。

 ×キスミープリンスは好位で折り合えるタイプだけに4番枠は恵まれた。課題は初コースと初ナイターだが、そこは戸崎の腕を信じるしかない。

 注ヴェガスの若武者賞4着は砂をかぶって集中力が切れたそうだ。今回はシャドーロールを着けての挑戦に期待してみたい。 

◎シービスティー
○ライバック
▲サントメジャー
×キスミープリンス
注ヴェガス

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競馬評論家・作家(日本推理作家協会会員)。競馬記者から麻雀プロに転向して第6期最高位のタイトルを獲得。著作に「ダービーを盗んだ男」「天才騎手」などがある。

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