過去5年のデータをみると、毎年ゼッケン5番より内の馬が連対しているのが目につく東京盃。5年前こそ8枠16番のアグネスジェダイが好スタートから勝利をしたが、その翌年は11番枠で7着。軸馬は内枠から選ぶのが鉄則だ。
となれば、本命は3枠3番のサマーウインドにするのが自然だろう。ダート1200mでは6戦6勝という成績に加え、前走のクラスターカップでは余裕の走りで大レコード樹立、という現状で内枠ゲットなら鬼に金棒。ここは素直に相手探しに徹するべきだ。
その筆頭に挙げるのは、スーニ。こちらも同様にダート1200mでは3戦3連対で、しかも春と秋により好成績を挙げているだけに無視できない。このレースは4歳馬がイマイチという傾向はあるが、「前走が1400m以上だった馬が、過去5年では毎年2着以内」というデータもある。昨年の2着に続いて今年も好勝負となる可能性は高いだろう。
続いてマークしたいのは、クラスターカップで2着のミリオンディスク。こちらもダート1200mでは12戦10連対の実績で、3着を外したのは不良馬場で差し届かなかった千葉ステークスだけなのだから信頼度は高い。鞍上に時差ボケがあるかも……というのは不安だが、そこは目をつぶって買うことにしたい。
強力な上位陣に割って入る可能性を秘めているのが、ヤサカファイン。前走が重賞初勝利という馬だが、時計的には上々。ゲートに不安は残しているが、こちらもダート1200mでは12戦10連対という成績も含めて侮りがたいものがある。ただ、ここまでの4頭に人気が集中しそうなぶん、ヤサカファインは人気過剰になりそうな気も。ならばマークは3着までに限定するのが妙味かもしれない。
ということで、坂路で好時計を出しているサマーウインドを信頼して頭勝負。2〜3着にはスーニとミリオンディスクを置いて、3着にヤサカファインを追加。さらに3着の穴として、前走で激走したロイヤルボスを一考してみたい。斤量減と内枠は好材料で、2度目の短距離戦で前進の可能性がありそうだ。
◎3.サマーウインド
○9.スーニ
▲8.ミリオンディスク
△10.ヤサカファイン
×2.ロイヤルボス