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東京盃

  • 2010年10月05日(火) 00時00分
 過去5年のデータをみると、毎年ゼッケン5番より内の馬が連対しているのが目につく東京盃。5年前こそ8枠16番のアグネスジェダイが好スタートから勝利をしたが、その翌年は11番枠で7着。軸馬は内枠から選ぶのが鉄則だ。

 となれば、本命は3枠3番のサマーウインドにするのが自然だろう。ダート1200mでは6戦6勝という成績に加え、前走のクラスターカップでは余裕の走りで大レコード樹立、という現状で内枠ゲットなら鬼に金棒。ここは素直に相手探しに徹するべきだ。

 その筆頭に挙げるのは、スーニ。こちらも同様にダート1200mでは3戦3連対で、しかも春と秋により好成績を挙げているだけに無視できない。このレースは4歳馬がイマイチという傾向はあるが、「前走が1400m以上だった馬が、過去5年では毎年2着以内」というデータもある。昨年の2着に続いて今年も好勝負となる可能性は高いだろう。

 続いてマークしたいのは、クラスターカップで2着のミリオンディスク。こちらもダート1200mでは12戦10連対の実績で、3着を外したのは不良馬場で差し届かなかった千葉ステークスだけなのだから信頼度は高い。鞍上に時差ボケがあるかも……というのは不安だが、そこは目をつぶって買うことにしたい。

 強力な上位陣に割って入る可能性を秘めているのが、ヤサカファイン。前走が重賞初勝利という馬だが、時計的には上々。ゲートに不安は残しているが、こちらもダート1200mでは12戦10連対という成績も含めて侮りがたいものがある。ただ、ここまでの4頭に人気が集中しそうなぶん、ヤサカファインは人気過剰になりそうな気も。ならばマークは3着までに限定するのが妙味かもしれない。

 ということで、坂路で好時計を出しているサマーウインドを信頼して頭勝負。2〜3着にはスーニとミリオンディスクを置いて、3着にヤサカファインを追加。さらに3着の穴として、前走で激走したロイヤルボスを一考してみたい。斤量減と内枠は好材料で、2度目の短距離戦で前進の可能性がありそうだ。

◎3.サマーウインド
○9.スーニ
▲8.ミリオンディスク
△10.ヤサカファイン
×2.ロイヤルボス

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グリーンチャンネル・中央競馬中継キャスターを経て、同じグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」の案内人を務める。そのほかにも生産牧場や育成牧場の取材、執筆、各地の競走馬セリ市の進行役も。06年3月には単行本「廃競馬場巡礼」を上梓。競馬のよき語り部としての研鑽を積んでいる。 競馬総合チャンネル 地方競馬コースでは「地方競馬に突撃しよう」を連載中

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