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埼玉栄冠賞

  • 2010年10月12日(火) 00時00分
 浦和1900mはコーナーを6回通過するせいか、先行力のある馬が絶対的に有利。また過去10年の1番人気馬の成績は[5-3-1-1]と断然で、今回も1番人気が予想されるディアーウィッシュの連軸はかたそうだ。相手はブルーラッド・クレイアートビュン両馬を有力視したが、調教内容が良化したルクレルクと最内枠に恵まれたヴァイタルシーズも侮れない。

 ◎ディアーウィッシュは今年の春に中央から移籍して[4-1-1-0]の好成績をあげ、2か月ぶりの出走となる今回も仕上がりは万全。大柄な馬体で58キロに不安はなく、先行して抜け出す安定したレース内容で1900mをこなし、重賞3勝目を達成すると見た。

 ○ブルーラッドは昨年の埼玉栄冠賞で2着に5馬身差をつけて圧勝。浦和コースは2戦無敗を誇り、58キロも盛岡・マーキュリーC・2着で克服済みだし、ペースが速くなれば差し切り優勝が可能になる。

 ▲クレイアートビュンは暑い夏を休養にあて、地元のこのレースを目標に調整された。熱心な調教と追い切りの動きの良さから、6勝2着5回の得意なコースで重賞制覇のチャンスが訪れた。

 ×ルクレルクは逃げた前走で2着に敗れたが、外枠を引いた今回は好位差しのレースをするはずで、中間の好調教と戸崎の腕を買ってみたい。

 注ヴァイタルシーズが1番枠から先行した前残りの可能性は十分にある。

◎ディアーウィッシュ
○ブルーラッド
▲クレイアートビュン
×ルクレルク
注ヴァイタルシーズ

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競馬評論家・作家(日本推理作家協会会員)。競馬記者から麻雀プロに転向して第6期最高位のタイトルを獲得。著作に「ダービーを盗んだ男」「天才騎手」などがある。

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