前回推奨した中山11レースのボンセルヴィーソは13着。「Ａ→Ｂコースに替わることで内が伸びるはずだ」とコラムに書いたのですが、結果はまさかの外伸び。しかも後方からの差しが届く馬場だったので、ボンセルヴィーソには厳しい条件が重なってしまいました。ただ中山マイルは合っているので、秋の京成杯AHあたりでもう一度狙いたいと思います。
今回推奨するのは阪神11レースです。

【阪神11レース】はエフフォーリアとジャックドールの二強ムードが漂っている。しかし、エフフォーリアは初の関西遠征、ジャックドールは初のG1挑戦でメンバーが急激に強くなることを考えるといささか不安が残る。不安がある人気馬に◎はつけないのが自分のポリシー。二強以外で最も魅力を感じるのが◎ウインマリリンだ。前々走のオールカマーは直線で一度挟まれる不利がありながらもすぐさま立て直し突き抜けるこの馬の負けん気の強さを感じる一戦だった。レイパパレやグローリーヴェイズをここで負かしているという点でも十分評価できる。しかし前走のエリザベス女王杯では全くいい所なく15着に大敗。この大敗には明確な理由があり、持病の肘の状態が悪化したことで中間の調教では順調さを欠いたことが挙げられる。レース後騎乗していた横山武史Jがすぐに下馬したことからも本調子ではなかったことがうかがい知れる。それ以前の敗戦も距離（天皇賞春）や外伸びの馬場の中で内を通ってしまったというように（AJCC）敗戦には全て理由が付き、不可解な敗戦というのは一回もないのだ。今回は4枠7番と外枠に入らなかったことでスムーズな立ち回りが期待できるだろうし、この馬の持ち味である自在性が最大限活かせるはずだ。調教でも二週続けて良い動きを披露し、状態面に不安は全くない。エフフォーリアとジャックドールの二強ムードに待ったをかけられるのはウインマリリンだけだ。
馬券は単勝と3連複で◎→4,6番→4,5,6,8,10,13,14番のフォーメーションで（○は6番、▲は4番、△は13→10→14→5→8番の順）。