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netkeiba

ハイセイコー記念

  • 2010年11月09日(火) 00時00分
 どの馬から狙ってもおかしくない混戦で、馬券的には面白い重賞レースとなった。中央挑戦後の動きがさらに良くなったリョウウンの決め手に期待するが、地元のパワフルローマン・エースキッド両馬にも優勝のチャンスはあるだろう。穴は前走の勝ち方が鮮やかだったセルサスとハバナマティーニで、馬券は頭を決めずにボックス買いをお奨めする。

 ◎リョウウンは中央に挑戦した前走は7着と敗れたが、スピード競馬の1600mを経験した内容は高く評価できる。今回は先行タイプの馬が揃い、最内枠にも恵まれ、好位から差し切る条件は揃った。

 ○パワフルローマンは大崩れしない自在の脚質と戸崎の騎乗が強みである。大井コース3勝の実績に加え、追い切りの動きが良くなった点からも、この馬を連軸にする買い方が賢明といえよう。

 ▲セルサスは大井の勝ち星に続き、浦和1600mでの勝ち方が圧巻であった。今回も逃げるリアンローズをどこで交わすかが興味の的で、3連勝目が重賞制覇の可能性は高い。5ハロン62秒の追い切りも特注ものだ。

 ×エースキッドは大井コース[2-0-3-1]の実績を持ち、前走を勝って本格化がうかがえ、的場文で内枠なら軽視はできない。

 注ハバナマティーニは2連勝中だが、前走2番手から抜け出して2着馬に6馬身差をつけた強さは侮れず、最も怖い穴馬として抜擢する。

◎リョウウン
○パワフルローマン
▲セルサス
×エースキッド
注ハバナマティーニ

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競馬評論家・作家(日本推理作家協会会員)。競馬記者から麻雀プロに転向して第6期最高位のタイトルを獲得。著作に「ダービーを盗んだ男」「天才騎手」などがある。

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