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オーバルスプリント

  • 2010年12月22日(水) 00時00分
 さきたま杯と同じ距離の重賞で、浦和1400mは逃げ馬有利とは限らず、差し・追い込みが決まるケースも多い。JBCスプリント2着のナイキマドリードを中心視したが、大型馬ディアーウィッシュの先行力と内枠に恵まれたイーグルショウの決め手も侮れない。他では地元馬クレイアートビュンと叩かれ良化のノースダンデーに注目したい。

 ◎ナイキマドリードのJBCスプリント2着は3番手から伸びたレース内容で、今回もディアーウィッシュを逃がして2・3番手に付けるはず。8月の浦和で同じ距離を圧勝しており、稽古の動きの良さからも首位は不動と思われる。

 ○ディアーウィッシュは2000mの浦和記念で先行して3着に粘ったレースぶりに成長がうかがえた。中間の状態はさらに良化して、1400m戦なら勝ち負けに持ち込めるとみた。

 ▲イーグルショウは久しぶりを2度使われて復調気配。今回は先行馬をマークしやすい内枠を引き、直線での末脚に期待できそうだ。

 ×クレイアートビュンの近走は中距離戦を使われ続けたが、ゴールドCでボランタスの3着があるように、短距離戦の今回は軽視できない。

 注ノースダンデーは昨年の覇者で、休み明けのJBCスプリントを叩かれて気合は一変。追い切りの動きには復調が感じられる。

◎ナイキマドリード
○ディアーウィッシュ
▲イーグルショウ
×クレイアートビュン
注ノースダンデー

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競馬評論家・作家(日本推理作家協会会員)。競馬記者から麻雀プロに転向して第6期最高位のタイトルを獲得。著作に「ダービーを盗んだ男」「天才騎手」などがある。

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