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ダートの血が活きる中山の芝

  • 2011年01月20日(木) 21時00分
 京成杯は、競馬総合チャンネルで注目馬に取り上げ、予想でも本命に推奨した8人気のデボネアが2着。

 デボネアは、単行本「重賞アプローチ」にも書かれている過去の京成杯を人気薄で激走した馬のパターンに該当するから、ヤケクソ…いや、機械的に選びました。

 過去の京成杯にて、人気薄で馬券になった馬には「ダート経験馬」が多い傾向が見られます。

 09年に13人気で3着のモエレビクトリー、07年に9人気で3着のアルナスラインはともにダートを経験している馬でした。

 09年の勝ち馬アーリーロブストは先週ダートのレース(大和S)に出走して3着。07年の勝ち馬サンツェッペリンもダートでデビューした馬です。

 京成杯がダート経験馬が走りやすいのは、この時期の中山芝の馬場状態が、例年ダート指向の強いタイプが走りやすい事に加え、レースの流れも東京や京都に比べてダート的な要素が強くなるからです。

 今年の京成杯もレース時計は2分0秒9で決着したように、全体的にスピードも要求されたのですが、レース上がりは36秒もかかっています。

 そして、上がりがかかる展開になりながらも、中段より前に位置した馬がなだれ込んでしまうのはダート的な流れのレースといえますので、ダート指向の強い馬が走りやすくなっているのでしょう。

 先週は京成杯だけではなく、その他の芝レースでもダート適性の高い血統馬(血統ビームタイプWを持つ馬)や、近走ダート経験馬が人気薄で複数激走していました。特に内枠の馬や、近走先行経験馬が走りやすい傾向が見られます。

 先週は、傾向は読めていたつもりですが、勝負レースで大きく勝つことができなかったのは大きなミスです。特に日曜の7レースなどは、確実に勝たなくてはならないボーナスレースだったと反省しています。

 それだけに、重賞が当たってしまったのは本当にラッキーでした。しかしミスを帳消しにしてくれるラッキーはそうそうないことですから、今週は、勝負レースでミスなく仕事をして、日曜のメインレースは余裕の観戦と行きたいものです。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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