登録メンバーを見た時点では狙いたいと思える馬も多かったのだが、枠順が出てみたらありゃまびっくりの10頭立て。確かに、ここで4着とか5着になるくらいなら、自己条件に出走したほうが賞金を積み上げられる可能性は高いかもしれない。
浦和の桜花賞は、フルゲート11頭のうち5頭までが優先出走権の枠。桜花賞出走を狙うのならば、ここで3着以内に入って出走権を確保するのがベターだと思うのだが、それでもこのレース自体を回避する馬が多かったということは、クラーベセクレタの存在感がそれだけ大きいということなのだろう。
それにしても、賞金別定で3kgが加算されても順位は揺るがないのだろうか。ノーザンファーム生産、サンデーレーシング所属馬という看板は余りにも大きいが、「与えられた素材を専門業者がしっかり育成」という過程を経た馬に、逆転の望みを託したい気もする。
その斤量差を突けるマツリバヤシに期待をしたい。腰の力がまだ不足しているような歩様のせいかスタートダッシュはつかないが、スピードが乗ったときの持続時間は長い。脚質的にも小回りコースがむしろプラスになるとみて、4角先頭からの押し切りを期待して中心馬に指名する。
クラーベセクレタは見た目に覇気がイマイチだったエーデルワイス賞でも善戦しており、能力的には完全に上位。しかしこの時期の56kgは3歳牝馬には厳しかろう、ということで2番手までの評価にする。
ゴールドターフは南関東が似合う血統の持ち主。甥っ子(同い年ですが)のゴールドスガはニューイヤーカップで3着に入り、姉のアグネスターフは東京プリンセス賞を勝利。前走も好メンバーでの2着なら、ここでも食い込む可能性はあるはずだ。
穴にはトーセンノーブルを指名。南関転入後は安定感に欠ける感じだが、道営時代のスピード再現で先行策に出るならば、残り目が視野に。鞍上スイッチも魅力的だ。
さらに大穴には、的場文男騎手起用のフラワームーンを。ここ2走はボロボロだが、ともに両側から挟まれる位置取りで戦意喪失となった感。この距離で気合を入れての逃げならば、粘り込む可能性はあるだろう。
ローレル賞の上位2頭は人気になりそうだが、ゲート不安のオリークックと粘りきれないマルヒロブライティが浦和コースに登場というシーンでレース映像を描いてみると、無印にこそ妙味がありそう。今回は波乱含みの前提で攻めてみたい一戦だ。
◎7.マツリバヤシ
○4.クラーベセクレタ
▲3.ゴールドターフ
△5.トーセンノーブル
△6.フラワームーン