今年はカレンダーの関係で、金盃と報知グランプリCが2週連続での実施。ということもあって、例年より層が薄くなった感は否めない。
そういうメンバーなら、しっかり絞っていきたいところ。注目すべきは浦和記念の3、4着馬だろう。
まずは浦和記念3着のディアーウィッシュ。短期休養明け直後の埼玉栄冠賞こそ凡走したが、それ以外は安定した走りを披露。ほぼ1か月おきのローテーションも理想的で、今回も崩れることはないとみる。重賞2勝の実績があっても基本重量で出走できるのも魅力的だ。
逆に浦和記念4着のブルーラッドは微妙な感。個人的な印象は「ダイナミックな走法で長くいい脚を使えるが、トップスピードの持続時間は短い」というもの。浦和では早めに仕掛けて押し切れても、直線が長くてインサイドワークを駆使しにくい船橋コースでは、いまひとつ好走のイメージが湧いてこない。昨夏以降に体が大きくなっていること、陣営が内田博幸騎手を起用したことはプラス材料だが、今回は狙いを下げて妙味とみたい。
ということで、対抗にはキングバンブーを指名。JRA1600万条件での実績はディアーウィッシュのJRA時よりも上だが、それでA2級下を連勝したのにまだA3級格付けで52?というのは超有利。それをいかせば逆転のチャンスも十分だろう。
ということでブルーラッドは3番手にするが、メンバー的にみて三つ巴が濃厚だろう。穴として挙げるならモエレエターナル。休み明けだが能試上々で、こちらも52kgが味方になりそうだ。イーグルショウも実力はあるが、近走の状況からは3連勝式の押さえが妥当と判断したい。
実績上位のクレイアートビュンは、事情は不明だが今回が転厩初戦。近走成績も下降線となっており、ここで激走というのは厳しそうだ。ヴァイタルシーズはデキがよければ激走するが(昨年のマイルグランプリ2着など)、あくまでも当日の状況次第のタイプ。多少は警戒したいが、シルシ的にはノーマークにしておくことにする。
◎10.ディアーウィッシュ
○2.キングバンブー
▲9.ブルーラッド
△1.モエレエターナル
△8.イーグルショウ