前週、3月19-21日に行われた阪神の芝レースは、1人気に支持されたサンデーサイレンス系9頭がすべて3着以下に敗れました。
3月20日の7レースは、単勝1.5倍の断然人気
ハブルバブルが4着。翌日3月21日のフィリーズレビューも1人気の
ドナウブルーが4着。
いずれも、リスポリ騎手が騎乗したディープインパクト産駒。ハブルバブルは道中で前に行き、直線では失速。逆にドナウブルーは後方で構えたものの、差し切ることはできませんでした。
若葉Sも1人気の
ユニバーサルバンクが4着。2人気の
ダノンシャークも3着。2頭はともに追い込み馬。1、2着は父が非サンデー系の先行馬でした(母父はいずれもサンデーだったわけですが)
馬場状態も、土、日は良馬場で、月曜はやや重。多彩な馬場で行われましたが、どんな馬場になろうともサンデー系の1人気は不発に終わったのです。
今の阪神芝は、日本の芝競馬で要求されるスタンダードなスピード、キレが通用しづらい馬場状態にあると考えられるでしょう。
そして、今度の日曜日は高松宮記念が行われます。例年の中京競馬場で行われていた高松宮記念はサンデーの血がポイントになっていました。
5年連続でサンデー系の馬が1着になるか、2桁人気のサンデー系が馬券になっていたように、サンデーの血が明らかに有利だったからです。しかし前述しましたように、今年は阪神で行われるのでその傾向は変化する可能性が高いです。
先週の傾向を踏襲するのであれば、例年よりもサンデーのスピード、キレは封印されると考えるべきでしょう。
今年の高松宮記念は、昨年の中京の高松宮1、3、4着馬が出走します。
昨年の勝ち馬はサンデー系の
キンシャサノキセキ。逆に3着馬の
エーシンフォワード、4着の
サンカルロは非サンデー系。
サンデー系のスピード、キレが封印される恩恵を受けるのは3、4着のエーシンフォワード、サンカルロで、逆に不利になるのは勝ち馬のキンシャサノキセキとも考えられます。
さて、今週は高松宮記念が終わった後の12レースに毎日杯が行われます。
このレース、当初はプレミアムレースとして払戻金に5%相当額が上積みされるレースでしたが、その5%分は、被災地支援金に拠出されるそうです。
馬券が当たらなくても、馬券に参加した額の5%以上は支援金にできますし、大好きな福島競馬場の復興支援にもつながることでしょう。当たれば、儲かったお金を支援金にすることもできます。
毎日杯は阪神芝1800mで行われますから、個人的にはまったく魅力がないレースです。しかし、今回はできる限り参加するつもりです。そのためにも、まずは毎日杯の前にしっかりと参加資金を稼ぎたいものです。
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