◆土曜東京11R・青葉賞(3歳GII)
・ショウナンパルフェ
4か月ぶりで臨んだ前走のスプリングS。調教量は十分だったが、+12kgの体重で成長分を考慮しても太め。そのため直線はバテず伸びず流れ込んでの6着。しかし久々、一気の相手強化を考えれば、能力の高さは示した内容。この中間はハードと思える日程で時計を計示し、直線は5Fから古馬500万下ロイヤルダリアを1秒追走。そしてゴール寸前でビシッと追い66.0-上がり37.7秒で2馬身突き放した。馬体がキリっと締まり気迫一変。
◆日曜京都12R・いぶき賞(3歳OP)
・カフェヒミコ
ダート2戦2勝はいずれもが大楽勝でのもの。多少相手に恵まれた2戦といえ、スピード能力の違いだけでなく、いかにもダート巧者の走法は他を圧倒する迫力がある。今週の追い切りは美浦のDコース。つまりダートのコースに入って本番さながらのラップを刻み、1F追ってからもグイグイと末脚を伸ばし、好タイムで駆け抜けた。今の力が要る南Dコースでこれだけのタイムを出す馬は古馬OPクラスでもいないはず。前2走は芝で惨敗も、持ち味がフルに発揮できるダート戦なら、距離は十分に克服できる。折り合い面で心配がないだけに、砂をかぶらない競馬ができればチャンスだ。
◆日曜東京9R 府中S(4歳上1600万下)
・セタガヤフラッグ
稽古駆けしない馬で、この中間も平凡な時計しか出ていないが、ビシビシ追えることが好材料。気合いが乗って、ひと叩きの効果が十分出ている。久々の前走でも着順ほど負けておらず、このクラスなら互角に戦えることを示した。道悪巧者という印象が強いが、昨年は、この時期に好走した実績があり、東京コースなら良馬場でもOK。今回は変わり身を見せる。
◆土曜東京9R 陣馬特別(4歳上1000万下)
・サブコンシャス
休養明け2戦目の前走は、向正面でひとマクリ。強気な競馬でも大バテせず、復調気配を見せていた。その反動もなく、この中間も順調に調教を消化。今週はポリトラックで65.8-37.0秒、単走でも気を抜かず、ラスト1Fを12.0秒。体が引き締まり、馬体の張りが変わってきた。デビューから2連勝を決めた素質馬、休み休みでなかなか軌道に乗れなかったが、ようやく不安のない状態を整えてきた。地力上位、今回は単勝から狙いたい。
◆日曜東京12R 4歳上1000万下
・スガノメダリスト
2か月ぶりの前走は、逃げ馬にまんまとやられてしまったが、「間隔があいて反応が鈍かった」(四位騎手)わりにはしっかりと伸びて2着を確保。やはりこのクラス+ダート1400mでは、安定した走りができることを証明してみせた。中1週で臨む今回は、ビシッと追って確実に体調アップ。今度こそ期待がかかる。東京はペースが落ち着きすぎてしまう危険もあるが、後半の追い比べに持ち込めばアッサリのシーンも。