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京都新聞杯で勢いを!

  • 2011年05月05日(木) 18時00分
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 みなさん、こんにちは。
 新谷です。

 この時期の栗東トレセンはまだ少し肌寒いですが、乗り運動をしているときなどは涼しい風が吹いて気持ちがいいですよ。先週はタニノエポレットが鞍馬特別に勝ちましたし、よりいっそう気分爽快です。

 さて、今週はエポレット先輩につづけ!と、京都新聞杯(5/7京都、芝2200m)にサトノシュレンが出走します。

サトノシュレン


 昨日の追い切りは、やはり今週レースをひかえているトウシンヤマトと坂路で併せ馬。レース前なので、少し気持ちを入れていこうということですよね。

 で、2馬身ほど後方から前を追いかけ、終いをしっかり伸ばしてタイムは55.8-39.4-25.1-12.7秒。

 少しヤマトから遅れましたが、これは後ろからだった分だと思います。動きはいいし、仕掛けてからの反応もよかったですよ。

 もともと、この馬は素直で鞍上の言うことをよく聞く仔なんです。えっ? ステイゴールドの仔なのにって? いやいや、走っているときも、運動のときも我がままを言うこともありませんし、いい仔ですよ。

 ただ、まだ3歳なのでかまってもらいたい盛りなんですよね~。よく馬房近くにいるスタッフにちょっかいを出しています。まあ、遊んでほしいんでしょうね。それはそれで、かわいいです(^^)。

 飼い葉食いもいいですし、ホント手がかかりませんね。なんでも食べてくれますが、やはりニンジンやバナナのような甘いものが好きで、飼い葉桶に入れてやると真っ先に食べてしまいます( ̄~; ̄)。

 どうやら、好きなものは取っておかずに、先に食べる主義のようです。また、食欲旺盛なので、いつも飼い葉は一気食いですね。

 おかげでスクスク成長し、昨日量った時点での馬体重は474kg。

 まだ幼い体をしていますが、今週のレースはこの馬にはいい条件だと思っています。前2走は2000mでしたから距離に問題もありませんしね。

 ホント、3戦目にして重賞に挑戦できるなんて嬉しいです。昨年は、タニノエポレットやヤマニンエルブが3歳戦で活躍しましたから、先輩たちのようになってくれるといいですね。

 そのためにも、ここで賞金を加算しておきたいところ。みなさん、応援よろしくお願いします。

 パドックで、真っ黒な馬を見かけたら、それがサトノシュレンです。では、週末に競馬場でお目にかかれますように。

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1990年3月3日に栗東所属で騎手デビュー。同年4月22日に初勝利。以降、平地障害共に騎乗し、94年キンセンアラシで中京障害Sを、00年武蔵野Sをサンフォードシチーで重賞制覇。07年2月20日に現役引退。通算成績は3186戦218勝。 08年に調教師免許取得、同年9月開業。37歳という若さと、騎手時代、調教助手時代を通じて松田国英厩舎や角居勝彦厩舎という名門厩舎で腕を磨いてきた実績により、開業当初から大きな注目を集めた。これまでJRA通算18勝(7月27日現在)を挙げ、09年7月8日にはジャパンダートダービーをテスタマッタで制し、開業1年目にして交流GI制覇という快挙を遂げた。

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