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羽田盃

  • 2011年05月10日(火) 18時00分
 今年のクラシック路線では牡馬よりも強いクラーベセクレタが、今回もマイペースに持ち込んで逃げ切る公算が高い。相手争いはキスミープリンスを筆頭にシングンボス・ドラゴンウィスカーの3頭を有力視したが、ヴェガスとブラックサンダーも軽視は禁物だ。

 ◎クラーベセクレタは6月の東京ダービーを目標にしており、ここで負けるわけにはいかない。追い切りでは好気配をキープし、他に強力な逃げ馬も見当たらず、首位は不動と見た。

 ○キスミープリンスは自在性のあるタイプだから大外枠は心配なく、名手・内田が大切に乗って二着を確保すると思われる。

 ▲シングンボスは大井2勝の実績があり、1800mなら末脚が生きるはずで、町田が思い切ったレースに出れば大逆転の可能性もある。

 ×ドラゴンウィスカーはジリ脚タイプだけに1800mは面白そうで、乗り慣れた水野が無欲なレースを心掛ければ好勝負が期待できそう。

 注ヴェガスがクラウンC・2着で使った決め手を、今回も警戒したい。

 △ブラックサンダーは意欲的な稽古を見せており、好枠を生かしてマイペースを守れれば、上位食い込みも夢ではない。

◎6クラーベセクレタ
○15キスミープリンス
▲12シングンボス
×8ドラゴンウィスカー
注2ヴェガス
△4ブラックサンダー

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競馬評論家・作家(日本推理作家協会会員)。競馬記者から麻雀プロに転向して第6期最高位のタイトルを獲得。著作に「ダービーを盗んだ男」「天才騎手」などがある。

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