先週は、春の牝馬クラシックの締め括り、オークスが行われました。各馬にハンデを与えるような風、雨がレース前に東京競馬場を包みました。まるで、この悪条件を乗り越えて行かなければ前の週に戦った先輩牝馬達には敵わないぞ、と云わんばかりの厳しい状況。
私は、グリーンチャンネルのパドック進行を担当しておりましたので、パドックでの出走馬の様子をよく見ていました。折角なので視点を変えて、「今日は“雨を苦にしていない馬”を狙ってみよう」と、私なりに独断ではありますが雨を嫌がる様子を見せていない馬を買ってみました。
そうしたら!不思議な事に!? ………一頭も馬券に絡みませんでした\(◎o◎)/! どんだけ見る目ないのん、と自分にガッカリな結果です。
う~ん。雨を嫌がる素振りを見せても頑張る子、嫌がる振りを見せなくても力を出すのに影響してしまう子。牝馬は本当に繊細なんだなぁ。
見事勝利を挙げたのは、雨を嫌がる素振りを見せていたエリンコートでした。パドックでは、首を左右に振り、イヤ!イヤ! としていたんだけどなぁ…。
見た目だけでは分からない。特に当日だけジックリ見てもダメですね。個々の馬の特質をつかんでおかなくては、と改めて基本に戻る日となりました。
京都で行われた東海ステークスでは、4連勝を目指した一番人気ゴルトブリッツは5着。アンタレスステークスで苦杯を喫したワンダーアキュートが、レコードタイムというオマケつきで巻き返しを見せました! 芝では4歳世代が強い! と言われていますが、ダート界はまだまだ先輩たちが追随をゆるしません。
特に、この5歳世代は役者がそろっていますね(^▽^)! ワンダーアキュートは、兄のワンダースピードと同レース、兄弟制覇となりました☆
さて、いよいよ今週は競馬の祭典、日本ダービーが行われます! 3歳世代の頂点に立つ馬は、どの馬か。今週も関東はお天気が崩れる予報。どれ位の雨が降るのか。
東京で行われた皐月賞の3馬身離しての勝利で、中心視されるのはオルフェーヴル。世界最高峰の名手・デットーリが、ダービー当日だけのピンポイント騎乗。(ダービーはデボネア騎乗)。メンバーを見ているとどんどん迷路に迷い込んでしまいます。どの馬も勝つチャンスを握っていますね。
トーセンレーヴ。根性の連闘で得た出走切符。無茶なローテーションだなぁと思い見ていましたが、結果、“もぎ取った勝利”。何としてもダービーに。そういう気持ちが浮き上がっているこの馬にロマンを託したいなぁ、と思います。外枠なのが少々不安ではありますが(^-^;)