ウマ仲間にサイン派のNがいる。
と言っても、Nはバリバリのサイン派という訳でなく、ダジャレ好きで、それを馬券にも取り入れているといった感じ。
そのNがサクラバクシンオー産駒が怪しいとメールしてきた。
JRAのCMがバクシンオーなのはともかく、SMART!JRAという企画まで「馬駆音祭(BAKUONSAI)」というのは怪しすぎると主張する。
まあ、サインなのかどうかはともかく、サクラバクシンオー産駒を短距離で狙うのは定石だ。
自身もスプリンターズS連覇の実績があるくらいだから、中山の芝1200mならばもってこいの条件かも知れない。
と思って、どうせならデータを添えて返信してやろうと思って調べてみたら驚いた。
この秋の中山戦の芝1200mでバクシンオー産駒の成績を調べると
7頭が出走し、3勝をあげている。
同じレースに複数の産駒が出ているケースもあったので、レース単位でみると4つのレースに産駒を送り出して3勝していることになる。
さらに、母父がバクシンオーという馬が6頭出走していて、1頭が1着、2頭が3着の好成績を収めていた。
この好成績にはかなり驚く。
また、サンデー前の内国産種牡馬が、これだけ息長く活躍しているのも驚異的ではないだろうか。
今年の秋の中山開催は、超高速馬場で幕を開けた。
産駒がこれだけ好走しているデータを見せつけられると、現役時代のサクラバクシンオーのスピードを知っているファンにとっては、これはまるでバクシンオーのDNAのために造られた馬場のように思ってしまう。
そこで今週末に目を向ける。
スプリンターズSには3頭のサクラバクシンオー産駒が登録している。
なかでも、ダッシャーゴーゴーには背負っているものがある。
2年前に2位入線しながらも降着となっってしまった。
リベンジを誓って挑んだ去年のレースでは、逆に自身が不利を受けてしまい大敗を喫した。
厩舎関係者も今年こそ汚名返上にと燃えているはずだ。
競馬はブラッドスポーツ。
「ああ、やっぱり競馬って血統が大事なんだ」と再度思わせてくれる結果になると、また競馬の愉しみ方も増えるのだが。
ちなみに、スプリンターズSの1つ前に行われる勝浦特別(1200m戦)にも3頭のバクシン馬が登録している。
こちらのほうもお見逃しなく。
ケイバにどっぷりの人です。気の向くままにコラムというか、思ったことを書き綴ることがあります。現在、ブログは休眠中。しばらくは、ここのコラムを使って忘れた頃に書き綴る予定です。ブログ...
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