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みんなの投稿コラム

凱旋門賞の価値

  • 2012年10月03日(水) 00時18分
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フランケルの出走回避、キャメロットのセントレジャー敗北による回避に始まり、スノーフェアリー脚部不安、デインドリーム伝貧による移動不可、ナサニエル熱発回避・・・

当初想定された・・・いや望まれた今年の凱旋門賞・・・living legendフランケルvs42年振りの三冠馬キャメロットvs日本の三冠馬オルフェvsチャンピオンディスタンス三連覇へと挑むデインドリームvsスノーフェアリー、シャレータ、ナサニエル、サオノワ・・・夢の酔うな近年最高のレースが期待されたものだが、当に夢に終わってしまったようだ・・・

キャメロット、サオノワの参戦の可能性はあるが、もしこのまま不参戦ならば有力馬はオルフェ、シャレータ位か・・・過去にも何だかなメンバーによるレースもあるだけに一概には言えないが、期待が大きかっただけに失望もそれに比例した衝撃を与えている事は否定出来ない。昨年2着、今年もヴェルメイユ賞を制して挑むシャレータは斤量面で有利なだけに第2のプライドになる可能性も十分、仏ダービー馬にしてニエル賞制覇して参戦するサオノワはレイルリンクにダブってくる・・・とすると3着か(笑)ハリケーンラン、シロッコに相当する存在がいればまだしもこの面子では・・・!?

しかし、いかなるメンバーであったにせよ、振り返った時に凱旋門賞馬の栄光の勝馬の列に加わっているか否かは決定的である。出る以上勝つ価値は変わりないと思われる・・・が、日本競馬の悲願、という感動は大きく削がれることは否めんか・・・ならば、日本での長期検疫で以降の秋シーズンを棒に振るくらいなら、英チャンピオンズSへ転戦し凱旋門賞馬の金看板を引っさげてのLegendへの挑戦も現実感のある夢の続きと言えるのではなかろうか。もともとフランケルの次に強い馬を決めるレースとも言われていた今年の凱旋門賞・・・そこで凱旋門賞馬がフランケルを破るようであれば、彼の存在が全てのアクシデントを越えてその価値をLegendへと昇華してくれるだろう。

近年ドイツ在来牝系の恩恵により底力を棚上げした感のある日本競馬にとって、この伝貧の影響は計り知れない・・・他の繁殖牝馬の輸入問題もそうだが、その欧州史上最強牝馬への競走キャリアと共に、繁殖後の至宝の価値が無に帰さないことを祈るばかりだ・・・

こーじ N.
こーじ N.
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差すがいい・・

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