スマートフォン版へ

絶好調の安田隆行厩舎

  • 2011年08月19日(金) 12時00分
先週は、久々に穴馬券が的中。

素直に嬉しくなりましたぁ。

穴馬券とは、北九州記念のトウカイミステリー。

前走の敗因は輸送によるマイナス体重。

今回はしっかりと間隔をあけ、なおかつ早めの小倉入り。

そして当日の馬体重が+18kg。

8番人気ながら十分チャンスはあると思ってはいましたが、騎乗した北村騎手も前半急かすことなく、自信を持っての騎乗振り。

素晴らしかったですね〜。

さて今年、絶好調とも言える安田隆行厩舎。

トランセンドでのG1初勝利をきっかけに、ダッシャーゴーゴーでのオーシャンSとCBC賞勝利、グレープブランデーでのジャパンダートダービー制覇、カレンチャンでの阪神牝馬Sと函館スプリントS、そしてトウカイミステリーでの北九州記念と、今年に入ってからの重賞勝利が7つ。

昔から、
「厩舎に一頭強い馬が誕生すると、連鎖するように活躍馬がでてくる」と言われていますが、まさにその通りの流れに。

これはいろいろな要因があるとは思うのですが、私個人としては、人間が余裕を持てるようになるという点が大きいのではないかと感じます。

現に、今回のトウカイミステリーにおいても、しっかりと前走の敗因を見極め、それに対応した臨戦過程と調教&輸送メニューを組み立てており、それが馬体重の回復へと結びつき勝利に繋がっているように思えます。

来週、キーンランドCのカレンチャンもチャンス十分ですし、サマースプリントシリーズは、同厩舎での戦いということにもなりそう。

そして同じ路線には、ダッシャーゴーゴーも存在するわけですから、安田厩舎にとっては嬉しい反面、複雑な思いもあることでしょう。

そしてトランセンドとグレープブランデーも将来的には敵同士となる関係。

ある意味、凄いですね…。

さて今週は、札幌記念が行われます。

アーネストリーが回避ということで、かなり残念ではありますが、この判断が後々に大きくプラスと働く気がします。

状態を見極めて無理をしないという決断、これもまた、陣営が馬中心に物事を考えている証であり、気持の余裕があってこそなせる判断なのではないかと、個人的には感じます。

さてその札幌記念ですが、私はトーセンジョーダンに。
この馬にとっては少々距離が短い気もしますが、ポテンシャルの高さは実証済み。期待します。

それでは皆さん、競馬場または「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。
ホソジュンでした。

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング