トーホウドルチェに久々重賞制覇のチャンスが巡ってきた。前走サマーチャンピオンでは1番人気に支持されたものの、スーニの復活勝利の前に2着。ただ、向正面で一旦3番手に下げて直線盛り返すというレースぶりは悪いものではなかった。今回は、ダートグレード勝ち馬がナイキマドリードとキングスゾーンしかいないというメンバー構成。別定53キロと斤量にも恵まれた。
相手にはダイショウジェット。サマーチャンピオンでは直線でエーシンクールディを交わして3着を確保。そのときより3.5キロも軽い斤量は、トーホウドルチェよりさらに恵まれた。そのトーホウドルチェとの比較でも、前回は2キロ差だったのが、今回は1キロ差。8歳にして重賞初制覇という可能性もある。
逆に斤量が厳しくなったのはナイキマドリード。さきたま杯でJpnIIを制したことで、今回の別定重量は57キロ。さきたま杯のときはダイショウジェットと同じだったのが、今回は3キロも余計に背負うことになった。ただ57キロ以上は何度も経験しているだけに、斤量は気にしない可能性もある。浦和1400mで3戦3勝というコース実績も怖い。
トーホウオルビスは、前走阿蘇Sはほとんど勝ったような内容で惜しくも2着。5月には東京ダート1400mのオープン勝ちもある。とはいえダートGIIIには3度出走していずれも2桁着順。ダートグレードで常に上位争いの実力がある上位3頭とは差がある。
ディアーウィッシュは、前走1番人気に推されたスパーキングサマーカップでの8着をどうとるか。昨年のこのレースでは、南関東限定戦だったとはいえ、逃げ粘ってナイキマドリードにクビ差の2着。浦和記念で3着という成績もあり、実力を発揮すれば馬券圏内も狙える。
高知のグランシュヴァリエは、昨年の南部杯であわやというところを見せて3着。今年のマーキュリーCでも地方最先着の4着がある。ハマったときのレースぶりは見せ場たっぷりで、3連単をフォーメーションで買うときには3着には入れておきたい。
◎06.トーホウドルチェ
○10.ダイショウジェット
▲08.ナイキマドリード
△01.トーホウオルビス
△07.ディアーウィッシュ
△04.グランシュヴァリエ