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本番で更に怖い存在

  • 2011年09月13日(火) 18時00分
 先週は阪神競馬場でセントウルS、朝日CCが行われました。これらに出走していた中で気になった馬、次走あたりに変わり身を見せそうな馬について書いておきます。

 まず、セントウルS。

 1着のエーシンヴァーゴウは、使いこまれていますが気落ちは無し。むしろ、さらに馬体が充実していた感じです。個人的に今の馬場はあまり合わないかと思いましたが、しぶとい競馬で1着。本番でもそこそこやれそうな感じです。

 本番に向けて明るい見通しが立ったのは2着のラッキーナイン。返し馬に行くと前さばきが軽く、素晴らしい動きを見せました。いかにも切れるという感じですね。中山競馬場なら一瞬の切れ味でまとめて差し切る場面もあるのではないでしょうか。

 3着のダッシャーゴーゴーは枠順に泣いた感じ。内目の枠なら勝ち負けしていたでしょう。本番は斤量面の不利がなくなりますし、好走は十分可能です。

 4着の入線(14着降着)したグリーンバーディーは数字どおり太かったと思います。それであの内容ですから、絞れてくればさらにやれるはず。ただ、ラッキーナインよりは落ちるなという印象でした。

 サンカルロはこれを使って良くなってくるでしょう。中山コースも合いますし、今年も上位争いでしょう。

 5着のテイエムオオタカはパドックでは好気配を見せていました。ただ、返し馬ではちょっとさばきが硬かったです。また、ツナギにそこそこ長さがあるので、1400mやマイルの方が本質的には合っている感じがします。スワンSなどを使うと面白そうですね。

 10着に敗れたエーシンホワイティはパドックでは気配一息でしたが、返し馬はまずまずリズム良く運べた感じです。使った上積みに期待ですね。

 朝日チャレンジCからは、ダイシンプランが良くなっていたので、スムーズな競馬ができればどこかで一発穴を開けそうです。

 あとは、オークランドRCTを勝ったタガノロックオンが絞れて良くなっていました。

 新馬戦からは芝のマイル戦で2着に敗れたオリービンが好素材でした。今回は入れ込みが激しかったので、使っての変化に注目。落ち着いてくれば重賞級の素質は持っていると思います。


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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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