今年からダートグレードとして中央交流競走となったレディスプレリュード。新設されたJBCレディスクラシックへ向けての戦いですが、本番と同じくらいの豪華メンバーが集結しました。
まず注目は、なんといってもラヴェリータ。牡馬相手でも引けを取りませんが、特に牝馬同士ならば無類の強さを誇ります。一時は不安があったゲートも解消されているし、この馬のペースで気分よく走らせれば、ものすごく強いレースを見せてくれますからね。
このレースとJBCレディスクラシックを走り終えたら引退の予定ということで、あと2走とにかく無事に、そして女王らしい走りを期待しています。
対抗はブラボーデイジー。前に行って最後まで粘ってくれる、根性のある女の子。ラヴェリータとはいい勝負を演じているし、力差は少ないはず。今回はラヴェリータよりも外枠に入ったので、前半の2頭の位置取りの攻防も見どころのひとつ。
ヴィクトリアマイル以来のレースになりますが、坂路でしっかりと乗り込まれています。すんなり先行できればかなり渋太い脚を使ってくれるでしょう。
前走は残念な結果になってしまったクラーベセクレタですが、馬に責任はありません。牡馬を相手に一生懸命走った姿は本物です。今回は少し期間が開きましたが、入念に調整されて、最終追い切りはバツグンの時計を出しています。
古馬一線級とは初対戦。53キロで挑めるし、道中上手くついていければ、最後はいい脚を見せてくれるんじゃないでしょうか。戸崎騎手に「こんなに自信を持って乗れる3歳牝馬はいない」と言わしめるほどの逸材。女王相手にどんなレースを見せてくれるか楽しみです。
小柄ながら、勝負強さを発揮してくれるミラクルレジェンド。マーキュリーカップでは、あまりいいところもなくこの馬らしくない負け方をしてしまいましたが、前走の関越ステークスではきっちり巻き返し。
TCK女王盃やエンプレス盃では、先輩2頭と競って素晴らしいレースを見せてくれたし、ひと夏を越えての成長にも期待しています。
◎06.ラヴェリータ
○07.ブラボーデイジー
▲13.クラーベセクレタ
△15.ミラクルレジェンド