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強いの一言

  • 2011年09月27日(火) 18時00分
 先週の神戸新聞杯は2冠馬オルフェーヴルが貫禄を見せ付けて完勝。ステイゴールド産駒でどちらかと言うと瞬発力勝負よりもタフな馬場でその強さが際立つタイプなので、この圧勝振りは今後負ける姿を想像させないほどのものだったと思います。

 パドックでは前捌きの硬さが目に付きました。仕上がりもまだ8分くらいだったと思います。ただ、返し馬に行くとその辺りの不安を払拭するような手先の軽さを見せたフットワーク。ピッチが速くてタイプは違いますが、ある意味ディープインパクトのように飛んでいる感じでしたね。条件によってはディープインパクトより強いと思います。

 菊花賞もかなりの確率で勝つでしょう。ただ、馬券師としては死角を見つけて戦いたいところではありますが…。

 2着のウインバリアシオンは仕上がりこそまだまだでしたが、蹄が良くなっていたのが大きいです。ここからビシッと鍛えれば、オルフェーヴルとの差はもう少し縮まると思います。距離が延長されるのもプラス材料です。

 3着のフレールジャックは肉付きが良くなって本当にいい馬になってきました。ただ、イレ込みと行きたがる気性はネックですね。この辺りがおさまってくれば上位2頭にも引けを取らないはずです。

 4着のスマートロビンは楽なペースで逃げられましたが、ちょっとペースを落としすぎた感じはあります。瞬発力勝負になってしまいましたしね。馬は良くなっていましたし、もう少し力の要る馬場ならもっとやれます。距離も長めの方がいいでしょう。

 5着のショウナンマイティは大分良くなっていましたが、歩様にあまり力強さがなかったです。成長も案外でした。また、今回のようなレースは合わないタイプですね。コースも京都外回りの方がいいです。菊花賞は条件が好転しますし、今回よりもやれるんじゃないでしょうか。3着以内のチャンスはあると思います。

 8着のステラロッサは馬っぷりは良いですが、ツナギが立っていて硬く、上体も筋肉質なので、ダートの走りを見てみたいですね。

 とりあえず、有力馬が皆順調にきていますし、ここにフェイトフルウォーやトーセンラーが混じって、最高のメンバーでの菊花賞になりそうです。近年、こんなにメンバーの揃う菊花賞はなかったのでは?

 非常に楽しみですし、ぜひとも馬券を当てたいですね。

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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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