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3冠馬誕生に期待

  • 2011年09月30日(金) 12時00分
 先週の重賞レースは、東西共に素晴らしい内容でしたね〜。

 まず神戸新聞杯ですが、超スローペースの中でも折り合いをつけての道中だったオルフェーヴルと池添騎手。

 やはりこれは、デビューから培ってきたコンビの絆あってこそのもの。

 2冠馬の強さを見せつけるものでしたし、レース後すぐに次への課題を挙げコメントしている点からも、本番が不動のものとなってきた気が、個人的にはします。

 またレース前に池江調教師も「神戸新聞杯を使って、本番はここから体を絞った状態での出走となると思う」と話しており、全てがイメージ通りに進み、その中で前哨戦をきっちりと勝利してしまうところに、改めて強さを感じるものでしたぁ。

 史上7頭目の3冠馬誕生瞬間も近そうですね〜。

 さて一方のオールカマーですが、こちらもグランプリホースのアーネストリーが、力の違いを見せつけての勝利。

 前走ほどのデキとはいかず、斤量も59キロ、しかも輸送により体重も減っていましたが、まるで関係なしの内容。

 そしてスタート後から無理のない形でのポジション取りと、芸術ともいえる加速の仕方、こちらも、佐藤哲三騎手とアーネストリーのコンビ力を感じるものでした。

 強い馬が、これまで築き上げてきた相棒と共に中身のあるレース内容で勝利する。これは見ていても、非常に良いものですね〜。

 今後、天皇賞へと駒を進めることとなると思いますが、個人的には、有馬記念での走りというのが楽しみでなりません。

 さぁ話は変わり、今週は秋競馬第1弾となるスプリンターズSです。

 海外から3頭の馬が参戦。しかも世界トップクラスに君臨するロケットマンも参戦。

 陣営の感触としては、右回りは経験しているものの、どちらかというと左の方が得意とする点に加え、坂のあるコースでのレースに少々心配をしているようですが、終わってみれば、関係なかったと思えるような強さを発揮しそうな気も…。

 個人的には、2度の降着を乗り越え、チーム一丸となって挑むダッシャーゴーに悲願のG1制覇を成し遂げてほしい思いでいっぱいなのですが、やはりロケットマンと香港勢2頭の強さが気になります。

 そして最後に挙げたいのが、前走、集中力のあるレース振りを見せたビービーガルダン。

 上記5頭に絞って馬券を購入しようと考えています。

 それでは皆さん、日曜日は是非、競馬場でお逢いしましょう。
 ホソジュンでした。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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