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ウインバリアシオン、JCへ始動

  • 2011年10月27日(木) 18時00分
 まずは朗報から。10月27日、ジョワドヴィーヴルがゲート試験に無事合格しました。

 前日の26日に何度か練習をしてのチャレンジ。試験には先週2回ゲート試験を一緒に受けていたストレートラブ、そしてベストクルーズの全妹マーチャンテイマーと一緒に挑みました。 ゲート試験は2回発走します。

 1回目に問題になったゲート入り、枠内での駐立、2回目に問題になった発馬ともに今回は無難にこなしていました。

 ちなみに、ゲート試験は発馬後3ハロンほど走るのですが、このとき一番勢いがよかったのはマーチャンマイテーでジョワドは2番手でした。でも、厩舎としてもジョワドを短距離馬に育てるつもりはないでしょうし、スタートは普通に出ればじゅうぶんでしょう。ジョワドはとても利口なので、ゲートに嫌気をさす前に合格できて本当によかったです。

ジョワドヴィーヴル

 これでデビューに向けての追い切りを始められますね。デビュー戦が決まるのが待ち遠しいです。

 スワンSに出走予定のリディルは相変わらず絶好調です。今週の坂路での追い切りは、51.0-37.4-24.9-12.6。先週も51.8-37.6-24.3-12.0という超抜時計でした。

「それでも目一杯追っているわけではないからね。もしも、併せ馬をしたらもっとすごい時計が出るだろうけど、それではオーバーワークになってしまうよ」と、橋口師は愛馬の順調ぶりに目を細めます。

リディル

 春、復調ぶりに「すぐにマイルCSを意識した」(橋口師)。そしてマイルCSの成績次第では香港マイルへ出走する可能性もあります。
「瞬発力がいきる今回の距離はリディルにはもってこい。2年前、京都コースでデイリー杯も勝っている。ここで賞金加算しないことには次のステップには進めないから、ズッコけないようにがんばりたいね」(橋口師)

 当のリディルはあいかわらず血気盛ん。体を揺さぶる荒々しい態度でカイバをねだっていました。もう4歳ですがとにかく“若い”です!

 そして、先週の菊花賞で2着に健闘したウインバリアシオンですが、今日から馬場入りを再開しています。担当の竹邑厩務員は三冠馬オルフェーヴルと同世代でなければ… と声をかけられることもあるそうですが、それには竹邑さんは首を縦に振りません。

「悔しいけれど、あの馬がいるからこそまたがんばろうという気持ちになる。いつかまた一緒に戦って、負かしたい」と次の目標に気持ちを新たにしていました。

ウインバリアシオン

 さて、気になる次走ですがジャパンCを視野に入れているそうです。

「水曜朝はまだ少し疲れを見せていたけど、今朝はもう元気いっぱい。運動だけ、といった軽いメニューではバリアシオン自身が物足りないくらい元気いっぱい。逆にケガをしかねないよ」と竹邑厩務員は苦笑い。調整もおっかなびっくりだった春とはぜんぜん違います。ツメの状態も問題ないとのこと。これは、ジャパンCが楽しみになりました。

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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