かなりの豪華メンバーが揃って、一番難解なスプリント。どの馬を本命にしたらいいのか、すごく悩みました。悩んで悩んでの結果、ここは長年追いかけて来たスーニで勝負します!
一時期は、圧倒的な強さでダートスプリント界に君臨したスーニですが、一度崩れると立ち直るのに時間がかかるのも特徴。
特に昨年春、かきつばた記念、さきたま杯とスマートファルコンに真っ向勝負して敗れてからのスランプは、体力的なことよりも精神的なことが大きかったように思います。パドックでは、ムキムキの体を光らせて、堂々と歩いていたスーニが、少し小さく見えたりもしました。レースでも、この馬らしいパワフルな走りが見られず、馬群の中でもがくようなレースが続きましたが、ここに来て完全復活! サマーチャンピオンでは早め早めの積極的な競馬で4馬身差の快勝☆ 続く東京盃では、中団後方から直線内を突いて、粘るラブミーチャンを1馬身捉えて勝利しました。
東京盃のパドックでは、529キロのニシノコンサフォスの後ろを歩いていましたが、かなり体を大きく見せていたし、落ち着いて堂々と歩いているのがとても印象に残りました。調子も上がって、自信を取り戻した今、これだけのメンバーが揃ってもやってくれると信じてます。
対抗はラブミーチャン。一時期は大きく体調を崩して、なかなか本調子に戻れずにいましたが、名古屋でら馬スプリントから状態がかなり良くなったようで、さらなるパワーアップを見せてくれました。習志野きらっとスプリントでは、2番手から相手のペースに合わせて進み、最後もしっかりと伸びるというレースで勝利。もう一段階、進化したことを証明しましたね。
前走の東京盃では、直線で長く1頭で先頭を走っていたため、スーニのキレ味に負けてしまいましたが、追い比べになるような展開だったら、もっと食い下がることが出来たと思います。逃げてよし、2番手でもよしと、レースの幅を広げたラブミーチャン。強敵が揃っていますが、持ち前のスピードと根性で頑張って欲しいです。
セレスハントは、脚をタメることが出来ればものすごい破壊力で伸びて来る馬。ハマる時とハマらない時の差が激しいので軸にはしづらいですが、勝つ時は本当に強いので、軽視は禁物です。
久しぶりの東京盃は、伸びきれずに4着だったセイクリムズン。
休み明けなのに-12キロだったし、久しぶりの1200m戦。パドックではリラックスし過ぎているように見えました。やはり、久しぶりの影響が大きかったようですね。一度叩いた効果は大きいし、続けて1200m戦に挑めるというのも、ペース慣れが見込めます。
新馬戦をダート戦で勝っているダッシャーゴーゴーも怖い存在。適性は十分あるし、前に上手く壁を作れれば、爆発力のある末脚を見せてくれそうです。
◎11 スーニ
〇06 ラブミーチャン
▲10 セレスハント
△12 セイクリムズン
☆15 ダッシャーゴーゴー