※先週はコラムをお休みしたため、前回の振り返りは割愛させていただきます。
今回推奨するのは東京11,12Rです。

【東京11R：自信度Ａ】前走の皐月賞は小回りの中山や初めて経験する道中の速い流れに上手く対応することができなかった◉エリキング。骨折休養明け初戦ということもあって状態的にも明らかに今一つで、本来のパフォーマンスとは程遠いものがあった。２走前の京都２歳Sは４コーナーでモタモタして上手く加速できずとも直線に入ってからようやくエンジンが点火すると最後はジョバンニを完封。そのジョバンニが皐月賞で３着馬とタイム差なしの４着だったことからもポテンシャルでは皐月賞の上位勢に劣らない物を持っていると言える。これまでのレースぶりからもコーナーで加速するのが苦手なため小回りコースは合っておらず、広い東京でこそ能力を最大限発揮する公算が大。
　皐月賞組の中では最も早く今回に向けて乗り込みを始めたように、速い時計で決着した皐月賞のダメージが少なかったことも強調材料として挙げられる。皐月賞からの上積みが見込めることに加えて、本来最も合っていると思える広い東京コースなら勢力図は一気に塗り替えられる。頂点に立つのはこの馬だ。
馬券は単勝、ワイドで9,13,15番に流し、3連複は2,7,9,13,15,17番に流す（◉3番、○13番、▲9番、△は17→15→7→2番の順）

【東京12R：自信度Ａ】本質的に忙しい1800mに加えて、福島のコース形態も合っていなかった◉ホーエリートの前走。大敗を喫する形にはなったが、敗因自体は明確だ。２走前は勝負どころで早めに踏んでいく鞍上の好判断もあり勝ち馬からアタマ差の２着に好走し、その時の勝ち馬シランケドはのちにヴィクトリアマイルでも３着。本質的には向いていない距離でも強い相手に差のない競馬を演じているように、ポテンシャルは相当高い。強い勝ち方をした３走前を見ても今回の距離延長は明らかにプラスだし、広い東京コースも合っている。人気馬に不安材料が多い今回は付け入る隙は十分ある。
馬券は単勝、ワイドで2,4,7,14,18番の穴馬に手広く流し、馬連は1,2,4,7,8,10,14,18番に流す（◉9番、○14番、▲7番、△は4→2→18→10→8→1番の順）