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平和賞

  • 2011年11月15日(火) 18時00分
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平和賞(11月16日 サラ2歳 定量 地方競馬交流 南関東SIII 1600m)

「平和賞」は、今年第56回目を迎える伝統の2歳重賞。平成に入り明春クラシックと結びつかない傾向が強かったが、それでも15年“地方競馬交流”と条件が変わり、以後その好走馬からシーチャリオット、フリオーソなど、超A級が育つレースに回復した。1つ格が上がったということ。今年の南関東日程。鎌倉記念(10月5日)→ハイセイコー記念(10月12日)→平和賞(11月16日)と間隔がバラバラで、有力馬陣営、目標選択に迷ったと推測するが、結果的に今回平和賞が、12月14日GI「全日本2歳優駿=川崎1600m」、直結トライアルの役割を担っている。南関東馬VS道営馬。フルキャストではないものの、全体レベルはここでおおむね判断できる。

(1)…波乱含み。1番人気[4-1-3-2]は水準で、2番人気[0-1-2-7]とふるわないぶん、3番人気[3-2-1-4]が補完する。道営馬=1人気が危ない傾向(19年モエレジンダイコ10着・22年イチバンボシ4着)。
 
(2)…船橋VS道営勢。ホーム船橋=7勝、2着4はイメージ通りの強さといえ、しかし道営=3勝、2着4も特筆できる。他は川崎=2着2があるだけ。出走頭数、勝負度合からも、この2場比較に絞られる。

(3)…素質重視。優勝馬平均キャリア=3.5戦、同2着=5.4戦。昨年ヴァインバッハ1戦は例外(低レベル)としても、底が割れていない馬に魅力がある。16年シーチャリオットは新馬→平和賞を連勝。

(4)…脚質微妙。逃げ=4、先行=3、差し=11、追込み=2。特に偏りはなく、強いていえばメリハリのあるタイプということ。ジョッキーでは左海騎手が過去10年2勝、2着1。素質馬の能力を引き出している。

※データ推奨馬
◎ポイントプラス…船橋デビュー、新馬→特別2戦2勝。まだ底をみせていない。折り合いのつくスピード型で、現時点でマイル前後がしっくりくる。このレースに相性がいい左海J。林正人厩舎も、19年ノースダンデーで優勝。

       ☆       ☆

◎ポイントプラス    55左海
○サンレイレーザー   55御神本
▲ガトリング      55戸崎
△ニシノファイター   55小国
△アイキャンデイ    54的場文
△ルイクリスタルラヴ  55坂井
△ダイヤモンドダンス  55ムンロ
 イブニングラッシュ  55蛯名
 アウヤンテプイ    55尾島
 エンジェルツイート  54真島

 ポイントプラスの素質と上昇度に注目した。デビューから2戦2勝、新馬圧勝(7馬身差)はもちろん、前走2戦目、千→千六の勝ちっぷりに非凡さを感じる。当時好スタートから自然流の先行、直線いったん前に出た相手を、ゴール寸前差し返したもの。2着アイルゴーバックはキャリア豊富な道営馬(2勝・重賞フローラルカップ5着)で、そう考えると、ポイントプラスの競馬センス、勝負根性は素晴らしい。千六1分42秒2も、翌日古馬B2特別(インセンティブ)と0.1秒差だから水準以上。父グラスワンダー、490kg台の堂々たる馬っぷり。一線級相手でもヒケをとらない逸材と判断した。

 実績上位の道営勢。前走すでに「鎌倉記念」を制したニシノファイターは当然有力だが、北海道同士の力関係となると、サンレイレーザーがむしろリードか。前走門別千七を含む計3勝、JRA札幌芝善戦の星もあり、馬格(500kg超)、レースぶりとも逞しい。南関東「ハイセイコー記念」組の評価は迷わされる。完成度でアイキャンデイ、素質でガトリング、混戦向きのしぶとさでダイヤモンドダンス。当時◎ガトリングをもう1度推したが、3頭とも出張戦、左回りなど未知の部分が多く、今回は競走能力と同時に精神力も問われてくる。鎌倉記念2着ルイクリスタルラヴも差がないが、こちらは本質的に馬力型で上がりのかかる展開が条件だろう。逆にイブニングラッシュ、エンジェルツイートは距離千六に微妙さがあり、今季重い馬場の船橋コースは少し辛い。

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日刊競馬地方版デスク、スカイパーフェクТV解説者、「ハロン」などで活躍。 恥を恐れぬ勇気、偶然を愛する心…を予想のモットーにする。

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