今年の全日本2歳優駿。その名の通り、全国から素晴らしいメンバーが集まりました。
その中でも注目は、なんといってもオーブルチェフでしょう!! 9月の新馬戦では、中団から進んで最後も前との差を詰められず6着でしたが、2戦目からダートに転向すると、そこから驚異のパフォーマンスで3連勝。未勝利戦7馬身、プラタナス賞5馬身、そして北海道2歳優駿は8馬身差をつける圧勝劇。好位につけるダッシュ力があるし、さらに鞍上のゴーサインに素直に従って、反応よく伸びる末脚も持っています。特に北海道2歳優駿は、初の地方でナイターという条件を克服。さらに、4コーナーまで2番手追走から、直線だけで8馬身離すというのはちょっと凄すぎます。門別は直線ゴールまで330mありますが、例えば逃げて後続を引き離していたなら別にして、直線だけで8馬身も突き離してしまうなんて…。次元が違いすぎますね。現在の完成度の高さを考えると、今回もかなりの圧勝劇を見せてくれるんじゃないでしょうか。
対抗は、前走で兵庫ジュニアグランプリを制したゴーイングパワー。前走は初のダート挑戦でしたが、そんなことはものともしないで強さを発揮してくれましたね。小回りの園田のコーナーも上手に回っていたし、競馬センスも高い馬。今回気になるのは初めてのマイル戦という部分。サクラバクシンオー産駒で短いところが合っているようにも見えますが、前走の手ごたえを考えると1ハロン延長は踏ん張ってくれるんじゃないでしょうか。ダートも2戦目でさらに慣れが見込めるし、オーブルチェフとは別路線を来ているのも魅力。初のナイターに戸惑わなければ、力を発揮できると思ってます。
JRAの新馬戦を勝っているエーシンユリシーズは、兵庫ジュニアグランプリで3着に健闘。ゴーイングパワーには離されましたが、2着フリスコベイとは1/2馬身差まで食い下がりました。今回は園田を飛び出しての遠征競馬になりますが、もともと持っている能力は相当高い馬。軽視は禁物です。
ここまでダート戦2戦2勝のヴェアリアスムーンにも注目。好位につけるスピードがあるし、競り合いになった時の勝負根性もバツグンです。芝の重賞でマイルは経験しているし、ゴール前で叩き合いになるような展開だったら怖い存在です。
ダート戦2連勝のメジャーアスリートも、前向きで積極的なレースをするタイプ。ここまで広いコースで走っているので、前半揉まれないでいい位置を獲れるかがカギだと思います。
◎11 オーブルチェフ
〇09 ゴーイングパワー
▲10 エーシンユリシーズ
△04 ヴェアリアスムーン
☆06 メジャーアスリート