前回推奨した東京11Ｒのルクソールカフェは１着。リズム良く好位の外めを追走し、直線は抜群の手応えから追い出しを待つ余裕もありました。全兄カフェファラオも得意だったように東京ダート1600mは本当に合っていると思いますし、G１でも通用するレベルにあるでしょう。来年のフェブラリーSで楽しみな存在です。
今回推奨するのは東京10Ｒと京都11Ｒです。

【京都11Ｒ：自信度Ｂ＋】これまで直線に急坂がある東京、中山では全く良績を残せていなかった◉フェアエールング。そんな馬だけに、前走のオールカマーは非常に驚いた。序盤は中団からレースを進めると、残り1000m地点で先頭を奪い、そのまま直線へ。直線でも懸命に粘り込み、最後は重賞３勝馬ヨーホーレイクとタイム差なしの４着に健闘した。坂を上ったところで苦しくなったのを見ても明らかに中山向きではないのだが、それでも優秀なレースができたのは今が充実期だからこそ。今回は初の京都2200mになるが、直線に急坂がないのはプラス材料だし、ストロングポイントである持続力を生かすには最高の舞台設定。今年のメンバーレベルなら十分通用する実力の持ち主で、相性抜群の丹内騎手とのコンビも大きな魅力。波乱の主役となるのはこの馬だ。
馬券は単勝、複勝、3連複は1,3,7,12,13,16番に流す（◉11番、〇7番、▲16番、△は13→1→12→3番の順）

【東京10Ｒ：自信度Ｂ＋】３走前は1000m通過58秒９の速い流れのなか３着に好走し、２走前は一転して同63秒３という超スローからの瞬発力勝負でも２着だった◉クリニクラウン。全く求められるものが違うレースながら、どちらも好走しているように、この馬の対応力の高さは特筆ものだ。前走はその中間ともいえる同61秒３の流れを勝利し、２勝クラスを卒業。３勝クラスでも即通用のポテンシャルを感じさせるだけに、人気的にも昇級初戦の今回が買い目だ。
馬券は単勝、馬単マルチで2,3,6,8,9番に流し、3連複は◉→3,6番→2,3,6,8,9番のフォーメーション（◉11番、〇3番、▲6番、△は2→8→9番の順）